大学の卒業論文

大学生活のことについて検索してくる人もいらっしゃるようですので、当時悩みに悩んで書き方が全く分からなかった卒業論文について、今思えばこうすればよかったかも？という点をまとめてみようと思います。

時間が限られている

修士論文などより専門性の高い論文は別にして、卒業論文レベルであればワンテーマで掘り下げることで結構かけるんじゃないかなと思います。ただ普通に書いても自分が面白くない場合はすこし工夫をすれば良いかもしれません。

たとえば

１　公式

２　オリジナルのテーマ

のようなものがあるといえるはずです。

１　公式

公式は数学でいうところの定理のようなものですね。これは学部ごとに異なると思いますが、その学部でしか学べない計算式や学術的な発見を使用した公式のことです。（この公式自体はすでにあるものを使用すればいいと思いますし、この公式を自分で見つける必要はないケースが多いはずです）

公式レベルの発見を求められるのは、学会や学術論文ですので、そういう意味では卒業論文、修士論文ではこのレベルの発見は求められない場合が多かったです。

ですのでまずは公式、自分が４年間学んできた中で、どのような公式があるかを探すところから取り掛かると良いかもしれません。

これは教科書等からも見つけられると思いますし、公式自体はオリジナリティはそれほど求められるものではないですので、皆が共通に使用できる（共通認識が成立する）もののはずです。

公式がきまったら

自分の学部独自の公式（これは卒論のノウハウや傾向と対策という意味ではなく、学問として分析作業時に使用する公式などという意味です）が見つかったら、今度はオリジナルのテーマを探していくとよいですね。

たとえば、

・世の中ではやっている○○

・専門分野内ではやっている○○

・自分が昔から興味があって詳しい○○

・本屋で見かけた面白そうな○○（丸写しはやめましょう苦笑）

を題材に上記「公式」というフィルターを通して分析を出来るかどうか吟味していきます。

まだこの段階では吟味ですので１つでも公式を当てはめて分析できそうであれば、テーマの候補として残しておけばいいと思います。

さらに公式を増やすとどうなるか

そして最終的にひとつのテーマに絞りながら、より多くの「公式」が当てはめて、多くの視点から分析できるようなテーマを選ぶとよいと思います。

このテーマを選ぶ際に、○○白書など数字がすでに統計で出ているものを選択したり、学部の教授が独自調査して、学部内に数字のストックがあるほうが、分析結果を裏付けることが容易かもしれません。

サンプリング調査

もしどうしても必要な場合は、サンプリング調査を行ったり、独自にデータ収集を行う必要がありますが、できれば大掛かりな調査は避けたいですし、関係機関に大学生がデータ収集を御願いしても、軽く受け取られて満足な調査結果を得られなかったり、そもそもアンケートを御願いする調査対象の方がたも、先方に回答するメリット自体ほぼゼロだったり（笑）、彼らの本業の仕事のほうが忙しく余裕がなかったり、そもそも仕事のほうがメインで大切ケースもあるため、実際の独自調査はここぞというときに活用したほうがいいはずです。つまり独自のアンケート調査は、思いつきですぐ出来るように見えるかもしれませんが、結構大人の事情で困難だったり、文章などで軽く御願いする程度では効果的な回答があまりないケースも多いですね。