なぜ次々起こる嫌なことに気をまぎらわせるのはダメなのか?

他人に対する怒り、同情心のなさ、弱さへのいらだち

他人への怒りが強い人

自分への怒り、ふがいなさへの行き場のない怒り

が隠れていることもあるかもしれません。

「なぜアノ人はこちらを目の敵(めのかたき)にしてくるのだろう」 ⇒ もっと自分は評価されてもいいはず、しかし相手からは価値がないと見られている ⇒ 自分の価値の本質的向上がもしかしたら必要かも

「なぜアノ人のマイナスの態度に対して無性に腹が立ってしょうがないのだろう」 ⇒ 自分を尊重したいが、相手から粗雑に扱われている

「なぜいちいち注意したくなるのだろう」 ⇒ 些細なことと思えることに気がつくのは、それ以外はもしかしたら自分は恵まれている(もっと重要な悩みが自分にはないと思っている。または自分がもっと重要な悩みから目をそらしている)せいかもしれない

「こんな非常識なことをする相手に対して腹が立つのは当然だ」 ⇒ 誰が決めた常識かなどわからない。このわずかな変化をきっかけに何かプラスに転じるような用途、方法はないか

いらいらいらいら

とにかく何に対してもいらいらしているような気がすることがあるかもしれません。

また、自分の気持ちの構えが穏やかでない場合、どんなことでも自分への批判や軽視に感じられるケースも中にはあるはずです。

たとえば、他人が持っているおもちゃがいいものだった場合、人は他人をうらやましいと思う代わりに、怒りに変わるケースがあります。

「見せびらかすなんて非常識だ」 ⇒ ひっそり自分だけで楽しめばいいのに、なぜ自慢げに目の前でひけらかすのだろう

「自分がむなしい気分になったのは相手のせいだ」 ⇒ 相手さえいなければうらやましいと感じることもなかったのに。本当は自分もそれをほしいのに手に入れられないという面も

「どうせ自分にはそのおもちゃを手に入れることが出来ない」 ⇒ 自分は我慢の連続なのにいともたやすく手に入れて(いるように思えて)腹が立つ。

という間接的に自己卑下の思いを毎回強化しているケースがあるはずです。腹を立てながらも実際は自分に腹を立てているようなものですので、楽しいはずがありません。

つまり自己否定の気持ちが積み重なって、自分嫌いの気持ちがどんどん強くなっている状態かもしれません。

むしろうらやましいという経験をする場所へ出て行く

むしろ自分の小ささや不足感をある程度刺激してくれる場所へ出て行くことによって、

・自分が井の中の蛙であることに気づく

・単なる内弁慶の人間であることに気づく

・相手がそれを手に入れるために支払っている代償を客観的に判断する。

・自分が手に入れるための具体的行動にシフトする。(できれば嫌いな他人からも学ぶ、役立てる)

・失敗を繰り返している人物から、その行動原理とダメな点を学ぶ(自分のダメな点、陥りがちなミス、繰り返される失敗の原因を客観的に距離を置いて見返してみることで、同じ失敗を次から減らすことが可能になる)

そもそも相手より優れている必要があるのか

たしかに誰よりも優れていることを自分の心の安らぎにするような人もいるかもしれません。

でも、本当にそれは現在の自分に最優先で必要なものでしょうか。

優先順位は高いものの

今日、明日、1週間以内

で実現できるほど単純な行動で簡単なものでしょうか?

また

他人は見た目や結果だけを評価するケースが多いですが、

・自分の過程や自分だけが知っている努力

自分だけが気づいている成功の芽

・自分だけが知っている昨日とは変化している自分

・自分だけが知っている自分の目標、自分が成功とする生き方

・これまで目指してきて今も続けていること

これらを評価できるのは自分をおいて他にはいないはずです。

・他人からの見た目、外観上の評価

・自分から見た自分の変化や成長の一端

の2つがありますが

尊重すべきは

・自分から見た自分の変化や成長の一端、兆し

といえるはずです。

そもそも他人なんてこの世に数百億人いるわけですから

数百億人の自分に対する見方 > 自分から見た自分への評価、成長の兆し

と他人からの見た目、他人の価値観を重視するのも限界があるはずです。

フォーカスすべきは

自分が理想とする暮らし

・そのために何が必要なのか

・そのために他人から学べることはナンなのか

他人の学べない点、他人の価値観の押し付けはスルーする

・嫌なことがあれば、場所を移動することを考える。(他人を変えている間にタイムオーバーになるケースも多いはずです)

・他にもっと良い、行ったことがないところを探すことにフォーカスする。

・まるで迷子のように、自分が現在やるべきことが定まっていないのではないか

・目の前の障害物は片手間で解決するようにして、メインでは自分のやるべきことを着実に進めるための経過津を持つ(雑多な障害物や繰り返しのタスクは自分の5分10分、ときには1分2分といった細切れ時間に織り込んで処理するようにする。たとえば筋トレやストレッチ、体にいいジュース、節約につながる健康的な食べ物作りは、などはちょっとした仕事の切れ間に組み込むことで効果を持続しつつ、体にも仕事にも相乗効果があるはずです。)

一日のスケジュールをうまくまわすことで1年後に自分の目標とする生活に到達できる可能性は高まりますので、迷子にならずに、指標となるようなスケジュールを立ててみるのもひとつの手かもしれません。

コツは嫌なこと(ちょっと億劫なこと)といいことをセットで行うことです。

セットで出来そうなこと

お手洗い(大)+ちょっと読むのが億劫だけど役立つ本を読破する ⇒ 一ヶ月で読書量に差が出ます。

お風呂 + 自分があまり読みたくない、だけど自分に必要な知識がつまった本を持ち込んでみる ⇒ お風呂の快感情が読みたくないという気持ちを緩和してくれるはずです。

ごはん + 語学やマスターまで時間がかかるDVDや本を見ながら食べる ⇒ ゆっくりですがマイナスにはならないはずです。

デート + 2人の長期的な生活に結びつく計画を探る ⇒ ついつい先延ばしにする癖を毎週日を決めて取り組むことで、こつこつ変わっていくケースも多いはずです。

単純な待ち時間(5分、10分)+ 筋トレ、ストレッチ ⇒ そのための練習メニューを頭の中に入れておきます。

嫌なことはいい事とセットで、行うことで頭を中和することが出来るはずです。

また頭リラックスしていないとなかなか本当の力は出なかったりするので、自分の気持ち(感情)を多少ごまかしながら、しんどいことをクリアする習慣をつけたほうが、できることはどんどん増えていくはずですね。

嫌なものは嫌なのですが、やろうと思ったら無理やり自分の生活と引っ付けて、どんな小さな時間であっても、どこで無理やりでも接着剤でひっつけて、すこしずつでも成長できるかよ考えてみるのもひとつの手ですね。

また次のようにも考えられるはずです。

他人への苛立ちがたとえすべて解決したとしても、自分自身の力やポテンシャルが上がらなければ本当の意味で楽しさや力強さや問題解決力、将来への打開力、推進力は生まれないかもしれません。

フォーカスすべきはゆっくりでもいいので将来うまくいくための種をうえたり、自分の中に力を蓄えていくことのはずですね。今蓄えるべきは他人への怒りややりきれなさではなく、自分を向上するためのスキルや前向きな努力といえるかもしれません。

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