人を怒らせる人,いらつかせる人の特徴

ものの言い方を知らない

たいていものの言い方を知らないという人は、単純に語彙力が少ないケースが多いです。

他の言葉でいくらでも言い換えたり、ふさわしく、ぴったりの表現があったりするのですが、単語をあまり知らないために、相手がいらつく場合があるのです。

「大丈夫大丈夫」　

「最悪」　

「台無し」　

「使い物にならない」

と一言で言い切られると、複雑な事情がある出来事であればあるほど、

「この人ほんとに考えてんの？」

「語彙（ごい）力大丈夫？」

「言葉知らない人だなぁ」

「それで自分の意見のつもりなのかなぁ」

となんとなく気分がよくないケースも中にはあるはずですね。

悪気がなければオッケーか？

・言葉を知らない

原因は

・相手の気持ちを想像して、言葉に気をつける生活をしてこなかった

ということになりますので、結局これまで勉強してこなかったことにあると言えるはずです。

ほとんど相手の気持ちを考えなかったために、言語能力を鍛えたり、言葉を選ぶ思考が発達してこなかったことに原因があるはずですね。

なんでも一語で済ませようとする

問題解決能力、基礎知識以前に、言葉の量が不足しているために、あまり本質的でない薄まった抽象的な言葉や、使い古された表現だけで、簡単に説明できた気になって済ませようとする面もあるかもしれません。

「大丈夫大丈夫」　⇒　何が？

「最悪」　⇒　本当に最悪の事態なのか？

「台無し」　⇒　この程度でオーバーな

「使い物にならない」　⇒　何様？

これは誰かの陰口を言う時にもそうなのですが

「空気を読めない」　⇒　「空気」など漠然とした言葉の多用

「きもい」　⇒　流行語の多用

本人もある意味自分の言語能力に対してもどかしいと感じてるのかもしれませんが、10数個の言葉をつかいまわして、表現するのは無理がありますし、言葉を使って論理的な思考が深化してい着にくい面はあるかもしれませんね。

原因を分析するにしても単語力と分析力は比例しますしセットですので、分析も中途半端のまま終わってしまいがちな傾向はあるのかもしれません。

なんでも1つの言葉で終わらせない、済ませないためには？

「空気読めない」

「きもい」

「大丈夫」

という相手の言葉が気になった場合には、

「きもい」

「他の表現で言うとなんですか？」

「空気読めない」

「どういう意味で？」

「大丈夫」

「こうなったら大丈夫じゃないですけど？」

と、やや強引ですが再考を促すこともできるはずです（ケースバイケースですし、角は立ちますが笑）。

ただ、よほど我慢ならない場合には、

相手をいくら待っていても返ってくる言葉は、

・きもい

・空気読めない

・大丈夫

しか言葉は出てこないケースがあるのでこちらから率先、問題点や話題を変えたり、焦点を絞って、相手の中で言葉が必要だと思わせる必要がありますね。

また基本的に自分が話せる言葉の数や語彙力があまりない人は、相手に対して自分の気持ちを伝えるのに不自由だったり、時には適切な言葉がも見つからず自分の中で悶々としてかっとなって怒りやすかったりしますので、そうならないためには逆に語彙力や自分が話せる言葉が豊富になればなるほど、客観的な言葉や視点で自分を見る自己分析力も高まりますし、怒らなくて済む場面も増えるケースがあるかもしれません。

・きもい

・空気読めない

・大丈夫

という言葉が持つ雰囲気に納得してしまいそうになりますが、それでは根本的に解決しませんし、だからこそこちらは怒っていたり、イラついているのだと思いますので、この際一時的に相手の反応がすこし事が荒立ったとしてもはっきりさせたほうが長期的な関係を作りたい場合にはいいかもしれませんね。