■強い憎しみの抑え方

■強い憎しみの抑え方

相手に対して憎しみの感情がわいてくることがあります。

・いい争いをして仲のよくない状態が継続している。
・相手に損をさせられた
・相手に思いが伝わらない
・逆に相手の言っていることも本心からはほとんど理解する気になれない
・相手が間違っているように感じる

などです。

以前あるHPを見ていると
どんな悩みの相談に対しても
最終的に作者さんは、

そのままでいいんです

と答えているHPがありました(どこか忘れましたが)

ずいぶんいい加減な作者さんだなあと思いましたが、

いまとなっては

世の中の問題の一面の真理を言っているといえるのではないでしょうか?

憎しみを抑える必要はないのと同様、これ以上膨らませる必要もない

憎しみは楽しみ、悲しみ、喜びと似たような感情の一つのはずです。

この憎しみを完全に押さえ込むことは不可能に近いかもしれません。

たとえば

「もっと相手の立場に立って考えましょう」

「人間は誰でもどこか、いい面とそうでない面があります」

「・・・・・・」等々

といわれてもどこか拍子抜けするでしょう。

「・・・・・・・(まあそうかもしれないけどそれじゃ腹の虫が収まらないんですけど)」という消化不良の状態ですね

第一、相手はおそらくこちらの立場に立ってなど考えていないケースも多いはずです。

ですから

しばらくは頭の中に憎しみを同居させることに決めて、

「憎しみを虫かごにでも入れて飼って観察してみましょう」

「どう猛な憎しみがどんな表情を見せるか」

「そこから観察日記をまとめて、なにか気づきをメモしてみるのです」

くらいがちょうど言い考え方なのではないでしょうか。

もしかしたらそのうち勝手に解決することもあるかもしれません。

忘れてしまうこともあるかもしれません。

どうでもよくなることもあるかもしれません。

「でもずっとにくいままだったらどうするのですか?」

そのときはじめて重い腰を上げればいいはずですね。

近親者に対する憎しみ

とくにケンカすることで致命的な傷が残りそうな

親兄弟、結婚相手、親子などならなおさらです。

あとくされなく(まったくの赤の他人のように)けんかすることが出来にくいからこそ

憎しみがだんだんたまりやすくなるといえるはずです。

あの人がストレスでストレスでたまらない

という状態ですね。。

憎しみの観察日記をつける

憎しみをすこしかごに入れて飼ってみることを決めたなら

頭に思いつく限りの言葉を書いてみます。

意外とコレが楽しかったりします。笑

「1月3日 Aさんの名言集 AさんがBと言っていた。自分のことは棚に上げてわらけるw」

「2月2日 Aさんの名言集 Aさんが頭から湯気を出してCといって怒っていた。周囲の人はドン引きだった。ああはなりたくないものだ」

「3月4日 Aさんの名言集 AさんがDと言っていた。無知すぎてうけるw」

といった具合です。

観察日記ですのでもちろん誰にも見せる必要がありません。

また仮に今後さらに関係がこじれた場合にも相手の人間性や今後の対策を考える上で、プラスになるはずですね。

結婚したら片目をつぶれ

あえて先人の言葉に従ってみようかなという気分の場合には、

「結婚したら片目(両目)をつぶれ」

というような言葉もあります。

相手のよくない面が見えてきたということは

よくもわるくも

それだけコミュニケーション的には距離が縮まっているという考え方も出来るはずです。

相手を見つつ見ない。

無視ではないが、観察を続けながら、ほうっておいてみる。

それが現在傷を受けずに

現状を受け流す一つのコツになるのではないでしょうか。

一触即発のぴりぴりしたムードはこちらも疲れます。

仕事やそのほかのことにも気が散って身が入らないでしょう。

嫌なこと、にくいこと、どうにもならないことはひとまず置いておいて、

観察日記をつけながら放っておくのが

現在最も楽に憎しみを押さえ込む方法といえるはずです。

人間の頭は自然と何らかの解決策をほうっておいても思いつく場合があります。

観察日記を面白くするためには

情報の肉付けや調べものもすればいいと思います。

そうすることで現実的な解決策も見えてきますので、

にくしみでどうしようもない

にくしみでどうかなりそうだ

このにくしみは一生続きそうなほど腹が立つ

という場合にはノート1冊で観察日記を作って見られるのも手かもしれません。

結局、文字にしなければ思考は深まりませんので

文字にすることでより生産性の高い憎しみ体験として昇華していけるはずですね。笑

イラストが得意な場合はイラストも混ぜて見ましょう。

補足 人間は何歳であっても結局子供

40、50になっても60になっても70になっても人間は子供のような面を持って居たりします。

憎しみを抱えたときにたまたまそれに気づき自分でも驚くケースが多いです。

・理屈に合わないようなことを言い張るお年寄り
・周辺数百メートルに届くような声でわめき散らすようなモンスターペアレント
・そうじが苦手なお母さん
・テレビが大スキな主婦

そばで見ている子供のほうがあきれるくらいかもしれません。
相手のことをここが出来てない子供なんだと考えるのも一つの手かもしれません。

子供のいうことだから迷惑である点に対しては毅然として、あとは必要以上に相手を大人としてみる必要はないです。

子供なんだ

と思えば相手のいうことを受け流せる場合も出てくるのではないでしょうか?

究極の英語リスニング WORLDWIDE SVL6000語レベルで世界に挑戦!(アルク)
タイトルとURLをコピーしました