■ 嫌いな人に対処する方法

■ 嫌いな人に対処する方法

大抵こちらが思っている程度には相手もこちらを嫌っているケースが多いです。

理由はさまざまですが、物理的に近づかないことも一つの手かもしれません。

相手の(お互いに)

・考え方が気に食わない、間違っている

・言い訳ばかりしている、理想的な生き方をしているようには見えない

・ダメな部分が100個くらいある。(いい面も一応2,3個はある)

・もう直りそうにない、直そうとしたが無駄だった

・関わることでいい争いが起こる、決着も付かない、堂々巡りに巻き込まれるだけで時間の無駄

・論理的に話せない、理屈っぽいといわれる。感情的に怒ってばかりでこちらの話が届いている実感がない

・どうやら相手からは大事なことを話しても適当に無視されスルーされている様子

・このまま会わないなら会わないでべつにどうってこともなさそう

に見えるケースも多いかもしれません。

実際相手への依存度が低ければ低いほど、相手への嫌悪感は強くなっていくかもしれません。つまり居ても居なくてもどちらでもかまわないように感じるケースです。

しかし本当にそうでしょうか?

無くなってわかるありがたみという言葉もあるが

無くなってわかるありがたみ

それは

「親」と「健康」

などという言葉があります。

どちらも失うまではありがたみなどほとんど意識することなく生活できているケースが多いです。

ところが自分の歯が一本虫歯になっただけで人は仕事にも生活にも集中することが出来ません。

「歯さえ治せば普通の生活が出来るのに」

「歯を健康なうちにもっと丈夫にして置けばよかった」

「今度こそ虫歯をしないようにケアしよう」

と3日くらいは誰しも思うものです。

しかし失うものが人であったら同でしょうか?

ありがたみに気づくのは失うだけの価値がその相手にあったから

無くなって初めてありがたみに気づくのは

その相手が自分にしてくれていた恩や具体的な行動が

今後一生得られなくなることに気づくからかもしれません。

・苦言に聞こえたが、よく考えれば長期的にためになるアドバイスをしてくれていた

・見えるところ見えないところいろいろフォローをしてくれていた(フォローがなくなってそのままの状態になって初めて誰かがやってくれていたことに気づく)

・アドバイスの言葉は2,3年後効いてきたり、意味に後から気づくケースが多い。

いずれにしても今あるうちにそのありがたみを実感しながら生活している人はまれです。

ありがとうという代わりに

「うるさい」

「ほっといてくれ」

「自分はこれでこのままでいいんだよ」

という言葉が先に出てくるケースが多いです。

これでは少し現状を正しく分析してみれば

気づけたはずものも気づきようがありません。

お礼など絶対いえそうにないはずです。

距離を置く方法

すこし距離を置いて上からとか横から眺めてみるのもいいかもしれません。

何も物理的に移動しなくても頭の仲だけでちょっとシュミレーションしてみれば気づけることも少なくないはずです。

たとえば

「この人が居なくなったら。。」

「明日この人が目の前から消えたら。。」

「(自分の親に対してなら)この人が背負っているものを自分の肩に背負うことになったら」

等と一度空想で考えてみるのです。

なかなか実際に生きているうちは

想像しにくいのですが、5分10分考えて書き出してみるのです。

・残された人の面倒は誰が引き受けるのだろう?

・あの人がやっていた仕事や作業は誰が代わりにやれるのだろう?

・金銭的な被害はどの程度になるだろう。それを自分は支払えるだろうか?

などと考えてみればいなくてはならない人だと考え直せるケースもあるかも知れません。

まさしく

「うっとうしいと思っていたこと」

「面倒くさいから嫌っていたこと」

「なにかのためにその人が自分の生活をある程度献身的に誰かのために奉仕していたこと」

に気づいたときあなたの考え方はまた違った一面から現実を見つめられるようになるのではないでしょうか?

なにをされても

何を言われたも

たとえ否定的な怒ったような反応が返ってきたとしても

それは相手の一部分であって、

本当は感謝すべきこともあったのではないでしょうか?

その感謝はどのようにすれば伝えられるでしょう?

相手の生活をよりよくするにはどうすればよかったのでしょう ?

これから恩を返すにはどうすればよいのでしょう?

そう考えたとき残り時間はそうたくさんはないはずです。

考え方が違う

なんだかいらいらするのでスキになれない

それは相手の一部分です。

トータルで相手を評価できるようになったとき

やっぱり

うっとうしいだけ

だった場合にはその人間関係は終わりにしてもいいかもしれません。

しかし

トータルで見たときに

ほかの感情が芽生えたのであれば

その人はあなたにとってうっとうしいかもしれませんが

守るべき関係と言っていいはずですね。

あなたの成長という側面

あなたがその相手に対する感情が憎しみだけではなくなったとき

一皮むけてあなたの成長につながるといえるかもしれません。

別の見方を獲得したとき

人間は本当にすべきことに気が付くはずです。

確かに今は憎さ半分かもしれません。

しかし残り半分はどうすればしてもらったことにお返しできるか、

あるいは双方の生活、ひいては人生をよりよく変えていけるかにフォーカスできるようになるかもしれません。

そうすれば

憎いながらも生活をどのように変えるか?

憎いながらもこれをやればもっと楽にならないか?

憎いながらもこれをやればお互いハッピーになるかも?

という視点を得られるはずです。

単純に

憎い ⇒ だからもう会わない ⇒ 話もしない

では小学生のけんかにもならないかもしれません。

憎い上で

憎い ⇒ なぜ憎く感じるのか? ⇒ どうすればよいか? ⇒ お互いにハッピーを目指せないか?

と考えるのが大人の対応と言っていいはずです。

どうすればお互いハッピーになれるか

これは

・恋人関係
・親子関係
・仕事関係(この中ではもっとも難しい面もありますが。。)
・友人関係

など
どのような関係でも使える方法ですので試してみるのも手かもしれません。

あなたの人生の目的まで左右するほどの考え方の変化につなげることも出来るはずですね。

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