■意識高い系になってしまう原因

■意識高い系になってしまう原因

苦労を知らない

いろんな意味で苦労を実際に体験したことがないケースが多いです。

発言を見ていると見えてくる場合もあります。

・お金なんて重要じゃない
・何も買わなくても生活していく
・やりたいことを追及する
・貧乏になってもかまわない

などということもあるかも知れません。

ちょっと視点を変えてみると、

・本当にお金がなくてしんどいを思いをした経験がない(本当の絶望を知らない)
・やりたいことをとことんまで突き詰めてそれでいて挫折した経験がない(何とかなるという気分だけで本気で取り組むでもない。すくなくとも第一人者がしている努力には遠く及ばないケースが多い)
・自分にはできないことはない、という分析力の甘さ(たとえば100メートル走ひとつでも能力の限界はあるはずです)

大人になれば何でもできないことなど当たり前にわかっているべきかもしれません。

あるいは目標を立てて少しずつやっていくことで変えられることもあります。

しかし、現状も目標も分析力が不足していたのでは

達成できるものも達成できないはずですね。

成功できるならどんなものをも惜しまない、と実感なく思っている

自分は成功できるという(傍目からは根拠が不足している)信念が自分を支えているケースが多いです。

周囲の人間は失敗する可能性がある程度見えているので、

やめておいたほうがいい

もうすこし分析してことを進めたほうがいい

などとアドバイスします。

ところが

自分は必ず成功できる

自分はそれだけの大物の人間である

なぜなら今まで成功した(著名人)人はみなそういう挫折を乗り越えてきた

ということ考えています。

たしかにそういう一面もあるのですが、
分析力が弱い分今時分の現状がどのあたりにいるか分析できていないケースも多いです。

成功まで10の力が必要として今8~9の力がある人なら
いっていることにも説得力があるはずです。

ところが実力が10段階で1.2の人が言ったらどうでしょう?

ただの大ぼら吹きに聞こえるかもしれません。

リスクについて甘く考えがち、失敗経験が浅い

極端な話

成功するためにならどんな苦労もいとわない、貧乏になってもかまわない

と考えていたりします。

しかし、頭の中のシュミレーションだけです。

つまり

AとひきかえにBになってもかまわない

といっているのに

目標となるAについても

対価となるBについても

自分でよくわかっていないケースが多いはずです。

成功するためには貧乏になってもかまわない

つまり

成功とは何なのかも実情や実態も詳細に分析できていなくて

貧乏とは何なのか、どれくらい悲惨なのかも分析できていないといえるはずです。

ちょっとお金にまつわる話を聞けば

そんなたやすいことではないと思えると思うのですが、

波動がどうのこうの、マイナス思考は嫌いということで

とかく失敗事例を学んだり、失敗体験を無視、軽視、遠ざけているケースも多いのです。

また自分の失敗についても原因を分析するのではなく

「気にしない」

「気を紛らわす」

「失敗したときに読む成功哲学書を読む」

ということを第一にしているため

考え方が深化していかないという特徴があるかもしれません。

そうなると口ばっかりで

社会的に実績(スキルをきちんと積み上げた経験、他者から評価に足るものを持っていないのに自己評価だけが高すぎる)、経験(とくに失敗経験に乏しく)認識が甘いといっていいかもしれません。

信じやすい

・本に書いてあったことを鵜呑みにする。(読んで3秒で理解するというよりは活字になっているくらいなので大丈夫と信用しやすいイメージ)
・何かに行き詰ったら読書して答えを暗記する(応用がきかない、本に書いてないこと(あえて著者が出していない内容を含む)は想像もできない)
・実績がない人物の自己啓発書をむさぼるように暗記する(自分オリジナルの考えがない)
・トラの威をかる狐のごとく、有名人の言葉を引用する(本人の実力とは関係もないし、かさ上げした自信を持っている)

CをすればDを達成できる

と本に書いてあった場合、その方法が簡単であればあるほど信じる人もいるかもしれません。

つまり本に書いてあることなら何でも信じてしまう人もいるのです。

Cという方法が絶対的に正しいですよ

と単純化して言い切られることに弱いタイプです。

実際は、単純化しているので例外はたくさんあるのですが、

本に書いてあるからという理由で信じ込んでしまうのです。

また本にはうまく例外を消す作用をする言葉が織り込んであるケースも多いです。

なのでますますCという方法が絶対的に正しいです

という思いを強化していくという具合です。

周囲の人間には例外の部分が見えるので、

単純な考え方を信じ込んでいる人は奇妙に見える場合が多いかもしれません。

まるで小学生が母親の言うことを聞くようになんでも信じやすい

これが自意識高い系の人が

一見賢そうに見えて

実際は驚くほど単純化した思考の中で生きているひとつの原因かもしれません。

ある意味(不幸な出来事や体験を何も知らない、体験したことがないことは)幸せな人とも言えですので

気がつくまではしばらく時間がかかると思いますので

ほうっておいたほうがベターかも知れません。

自分の周囲の人や子供を意識高い系にしない方法

とにかく苦労をさせることかもしれません笑

・自分のことを自分で考えられる子供
・書籍は自己啓発書だけではなく、逆の意見も取り入れやすいような本も提案する
・お金の苦労を多少味わってもらう。
・意識が高いだけで実力が伴わない場合、発言の矛盾点(とくに現状の自分とのギャップ)を指摘してあげる

ひとことでいうと現実をわかってもらうことなのですが意識高い系の人にはそれも困難であるケースも多いです。

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