にわとりを簡単に描く方法
鶏の形をよく知っている人は少ないかもしれません。
「にわとりってとさか程度でしょ?」
ぐらいのイメージがいる人がほとんどのはずです。
ただトサカだけのイメージで描き始めると途中で詰まります。
なぜならにわとりは結構赤い部分がイメージよりも多いのです。
それをかんたんにかけるように方法をまとめてみました。。
最初に大きな丸を描きます
これはニワトリの頭です。ここへくちばしやとさかを書き加えていくイメージです。
最初は単なる○からはじめましょう。
くちばしをかく準備をします。
いきなりくちばしを書きましょうといってもなかなか複雑な形をしています。
なので最初に2本の揃を引いて置いてください。
・○の中へ1本
・○の外へ短い線を1本
の合計2本の線を書いてください。
書いた2本の線を結びます
さきほど描いた2本の線を結びます。
まだくちばしには見えないかも知れませんが、これから描いていくので大丈夫です。
くちばしっぽくみえるようにカーブを書いてあげます。
カーブを2本書いてあげます。ここでもあまりあせらず、適当に上の図を見ながらカーブの揃を2本書いてみてください。
くちばしっぽく仕上げていく
すこし太めのペンでくちばしの形に仕上げていきます。さきほど下書きを書いておいたので、かたちがくずれないにくくなったため、くちばしのとらえにくい形も描きやすいはずです。
くちばしの次は目を書く準備をします
大体目の位置あたりに台形を描きます。大体でいいです。
人間で言うと堀が深い顔の人の堀の部分です(もっとわかりにくいですか?。。笑)
台形の中に目を書いてあげます。
ニワトリの場合は白目がないようですので、黒の○をグリグリ描いてあげます(漫画タッチにする場合は白目を書いてあげるとよいと思います)
ベレー帽をかぶせます
ベレー帽のような楕円形を頭の前に描きます。ベレー帽のはしの部分がくちばしの上にちょっとくっつくようにするとそれっぽくなって形をとりやすいです。
コブとり爺さんのコブを2つ描きます
ニワトリはあごの下に複雑なコブのものが2つ引っ付いてぶら下っているので、楕円を口の舌に2つ描きます。
どうしてこんなものがくっついているのでしょうか?わかりません?メスへのアピールでしょうか?
とさかを仕上げていきます
先ほど描いたベレー帽にぎざぎざをつけてあげます。モヒカンという髪型がありますが、モヒカンのように中央部だけが逆立ってぎざぎざが付いているイメージです。これだけで、ぐっとニワトリっぽくなってきました。
太い首を描きます
細い首ではなく、太い首を描きます。ニワトリの頭は体に比べてとても小さいので、相対的に首は太く見えてますし、大きく描いた方がニワトリっぽくなります。細すぎるとバランスが悪かったり、ひょろひょろのフラミンゴやツルのようになります笑
ついでに、解説しますと、これだけ立派な首と体をにわとりを持つようになったのは、陸上で走って身を守る必要が会ったからだと思います(鳥なので飛べないため)。なので首や体などが全体的ににわとりはたくましく太いです。
色を塗っていきましょう
くちばしは黄色に近いオレンジですが、よく漫画などでは黄色が定着しているので黄色でいいでしょう。
■とさかを原色の赤で塗っていきます。
真っ赤な赤で塗っていきます。本当に真っ赤な色が実物に近いので赤のままでいいです。
かなり本物のニワトリに近くなりました。あとは、ニワトリは目の周りも赤いので目の周りやほっぺたのアタリもついでに赤く塗っていきます。
コブも着色していきましょう
コブを塗るとやっとニワトリらしくなります。普段誰かに、ニワトリを想像してください、と言って、コブまでイメージできる人はなかなかいないので、これであなたのにわとりは一気にソレらしくなるはずです。
あとは尻尾や手を描いてあげます
ニワトリの尻尾は90度で立ち上がっています。手というか前足というか、羽というか知りませんが、手は三角形です。しかも普通の取りのように大きな手ではなくて、短い手です。(理由は多分不要なため羽が退化したから手が短いのだと思います)
以下はもっとニワトリの構造を知りたい人のための解説です。
■ 鶏の特徴(中級~上級者向け)の解説
とさかは毛ではない
とさかと口まわりのこぶのような塊は毛ではありません。肉に近いちょっと光沢もある質感です。(鳥には失礼?だが、ゴムのような質感といえば近いかもしれません笑)
また目の周囲も赤い部分があるのですが、ここも毛色が赤いのではありません。ここもゴムのような質感です。。
頭でっかちではない
・頭はマンガやイラストで描かれているほど大きくはない。むしろ頭は小さい_。
足はたくましい、細くない
・にわとりの足は、たとえばハトのように細いというわけではない、結構筋肉質で太いし走るのもおそくはない
おんどりは赤い部分がイメージよりずっと多い
・よく描かれているのはおんどり、たてがみっぽいのがある。たてがみだけではなく、口の周りもまるでひげモジャのように覆われている部分(実際はこぶとりじいさんのこぶのような質感のものが両側にぶら下っている)も同様に赤い(真っ赤に近いくらい赤い)。意外と忘れがちだが目の周りも赤い。とにかくイメージしているより赤いパーツが多い笑
肉付きがよい
・肉付きがほかの鳥に比べてよい。ふっくらしている。
くちばしはわしに近い
・くちばしの形はどちらかというとワシやタカ、梟のようなカギ型の形状で比較的鋭い形をしている。(文鳥やインコのようなまっすぐな形状のくちばしではない)上のくちばしが下のくちばしにかぶさるようなデザインをしています。
とさかからコブのラインはイメージしづらい
イメージしずらい場合は、普通の鳥の頭に、ベレー帽をかぶせて、さらにも二間にしているイメージでいるとすこし想像しやすい?かも知れません。
また赤いサングラスをかけています。
くちばしも半分赤かったりします。
口元の赤いコブのようなものは花びらが2枚ぶら下っていると考えると構造をイメージしやすいはずです。
にわとりは知っているようで実際はよく形を知らない人が多い鳥です。
ちょっと構造を知識と知っているだけでソレらしくかけるようになりますので、知っておくとよいはずです。
一度写真で確認してみましょう。
首も太いですし、筋肉質です
鶏の体系は、逆三角形(三角形を逆向きにしたもの)に足が生えているイメージです。
それくらい首が太いです。
足の指は大きい
足の指(足の裏)は力強く、サイズも大きいです。
頭の大きさよりも2倍くらいは足の裏(ぱっと指を開いたとき)のサイズがあります。
理由はにわとりは飛べないので大地を駆ける必要がアルカラと思います。
他の鳥と比較しても足が非常に発達しています。そこを見落としがちですが、にわとりの特徴の一つかもしれません。
しっぱのけは立っていて、ほぼ直角に立っている
にわとりの特徴の尻尾の羽ですが、ほぼ直角に立ち上がっています。
羽の長さも分量も結構多いです。
手は短く退化している
飛ぶ鳥の場合は手は長めなのですが、にわとりの場合は飛ぶ必要がないですので、手は退化して短く変化しています。
にわとりの骨格なども一度確認しておくとイメージしやすいはずです。
首はS字型に曲がっていたり、足がダチョウ並に発達していることが分かります。(骨格を見るとにわとりいの主な特徴は足の発達、進化だといってもいいと思います)
また前足は(手は)三角形の骨になっています。