■初心者ドライバーにいらいらすること

■初心者ドライバーにいらいらすること
むかしむかしおじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんが芝刈りにいくと、十分すれ違えるだけの道幅があいているのにクラクションを鳴らす初心者マークの若いドライバーがやってきました。
「どけ」
といわんばかりのクラクションです。すでに道をあけて譲っているのにです。
それ以上よけたら路の側溝にはまって海まで流れていきそうです。
しかたなくおじいさんは立ち止まって、車がいきすぎるのを待っているのですが、車はクラクションを鳴らしてきます。
「これ以上どこへよけろと?」
「ここは高速道路か何かですか?」
道幅十分なのにさらにもっと寄れとクラクションをならす、逆ギレして切れているらしい初心者ドライバーにおじいさんのほうがまじギレしたい気分です。
「年寄りだと思ってなめてんのか」
たしかにおじいさんは切れてもわかいころの100分の1くらいしか体が動きません
しかたがないので路を譲って黙って耐えていました。
運転技術がないのはわかるのですが、
もっと幅広の道で千回くらい練習したら上達しますよ。と思いました。
初心者ドライバーは我こそは正義だと思っているらしく迷惑そうな顔をして去っていきましたとさ。
おじいさんはつぶやきました
「へたくそ」
「狭い一本路で中央走ってじゃねーよ」
「初心者の基準でクラクションならしてんじゃねーよ」
気づいたらたくさん言葉にでていました。(誰もいなくなって、年寄りなのでだいぶん遅れてから言葉が出てきました)
帰っておばあさんになぐさめてもらいましたとさ。

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