■成功する結婚の報告訪問

■成功する結婚の報告訪問

何事も段取りや根回しが大切ですが、とくに恋人の両親のお宅を訪問するときは細心の注意が必要です。

(気にしすぎると行くのがいやになりますが。。ほどほどに)

くれぐれも準備不足で自分のだめな部分が強調されて露呈してしまわないように、しっかりプランを設定した方がいいです。

ただぶらっと立ち寄るのではなく(まるでアポなし営業サラリーマンや友人宅を訪れるような感覚ではなく)、きっちり大切な人の家族に会うのだという認識を持って準備をするのです。

先方もいきなり来られても、

アポとってから来いよ

的な状態できてもらっては困るのです。(アポというのはセールス用語で訪問の許可を事前に電話などでとっておくことをいいます。アポイントメント=
約束のことです)

もちろん比較的ゆるい家庭もあるのかもしれませんが、たいていはこんな対応で「門前払い」に近いはずです。

大体1ヶ月前には先方に対して「お宅へ伺っても良いかどうか」について、恋人を通じて聞いてもらうようにします

これで約束する段階はオッケーとなります。

・ふつうの家は散らかり放題とまではいかないまでも、「じゃあ来週とか訪問できますか?」と訪ねられたら「絶対無理じゃ、いい加減にしろ」と即答されるのが自然です。

家の中をお客に見せられる状態とまでは、整理整頓、掃除も行き届いていないのです。

特別ずぼらなお宅でなくとも、よそ行き用(お客用)の掃除の仕方はあるのです。

そんな中途半端な状態のところへお客にはやって来てほしくないと思っているのです。

ある意味準備不足のお宅へ伺うのはそれだけで大迷惑、失礼です。

また、たとえ一週間後の訪問にOKが出たとしても、それは先方が気を回して断らないでくれただけで、実際は急いでかなり短期間で(時には数日で)準備をしてもらうことにもつながりますので

「こんなキツキツのスケジュールでリクエストしてきやがって、対応できるかあほか」

と相手のご両親を不機嫌にしてしまったり、

準備に手一杯で、すこしもほかの用事ができない、段取りってものがあるだろうが」

などいきなり第一印象からマイナスイメージをあたえてしまう結果になりかねないです。

大幅なマイナスイメージを与えて減点されるくらいなら、なにもしない方がましなくらいです。(ふつうは恋人が気を回して期間を調整してくれますが、その恋人もちょっとずれていて(笑)歯止めが利かない場合です)

なので

お邪魔するあなたのほうが気を利かせて

1ヶ月前には

「ぜひとも一度伺わせてください」

と打診する(恋人を通じてでかまいません)のが大人のマナーです。

行くだけで「うっとうしい客」と思われるリスクを1つ減らせるはずです。(それでもうっとうしいと多少は思われています。あなたがくることは恋人以外にとっては大なり小なり良くも悪くもストレス源ですので)

・相手のご両親は高齢だったり、それほど赤の他人(
初対面なわけですから見知らぬ他人です)が自分の家までくることをウェルカムでない場合もあります。

そのため初対面のイメージもちょっとしたことで

「正直胡散臭そうな相手だな」

「変な客がきた、イヤだな、追い出そうかな」

「本当にいきなりきたのか、マナーを知らない世の中をなめたような若造じゃないだろうな」

くらいは当然の心配として思っているでしょうか。(自分の子供のパートナーとして、今後一生関わらなければならないかもしれない相手なのですから)

実際その通り最低な恋人をつれて子供が帰ってくる場合も残念ながらあるでしょう笑(両親としてはその場で失笑しながらも、気まずい対応をせざるをえません。。)

たとえ現在は、恋人として力不足であったとしても
できるだけ両親に対する心遣いとして
事前にその不安を少しでも取り除いてあげる必要があるのです。

いきなり悪いサプライズは避けた方がいいのです(
そもそもそんな恋人としてふさわしい人物像なのかどうかについても、一度くらいは自分の置かれている立場を考えた上で笑)

自分があやしい人物だと自覚していればしているほどなおさら事前の準備くらいは努力しろよって話です。笑(あやしいとまではいかないまでも、何らかの恋人、結婚相手としてまだまだ力不足の面があったり、知識、経験とも欠落している部分が多いんじゃないかと自分でも不安に感じている人ほど事前準備をしろという意味です)

欠落している部分を隠すのではありませんが、徐々に知っていただくために時間をかけて説得、背景、事情、そしてこれまでの実績などを説明する必要があるのです。(説明してもそれだけですまないことや、上っ面の言葉だけでカバーできるものにも限界がありますが)

親の世代と自分の世代には、ただでさえジェネレーションギャップ(価値観の違い)、生き方の隔たりはあるのです。

なにもせずにギャップが埋まるはずもありません。

それには時間がある程度必要です。

それが一ヶ月前に伝える意味なのです。

まさか

当日伺ってゼロから話していれば2、3時間では終わりません。

そのため1ヶ月かけてどういう人物かを恋人づてに伝えてもらうことで心の準備と家の準備をしていただくのです。

1ヶ月間かけて、徐々に相手のご両親に慣れてもらう

これは事前の段取りで最も重要で有効です。

また恋人というワンクッションを入れて、恋人を通じて両親へ話してもらうだけですので、何かきつめのことをいわれても、間接的になので「傷は浅くすむ」のです。(まじめに受け取って、その後改善したり、対応を考えていくべきではありますが)

恋人づてなので、両親の本音も聞き出しやすいですし、絶対、直接面と向かっては表に出てこないような話を聞いておけるのです。

良かった点

・訪問前に先方の疑問点を恋人から聞き出していた。

・訪問前聞き出した疑問点に対して、恋人に伝え、それを相手の両親に伝えてもらった

・事前に相手の喜びそうな話題がわかっていたので
その方向で話を進めた(趣味などを恋人に聞いていた)

・次回手みやげに持って行けば喜んでもらえそうなものを聞けた(次回はもっとスムーズにいけるかも)

悪かった点

・あまりつっこんだ話はできなかった(つっこんだ話は次回でもいいと思いましたが)

・おたがい気にはなっているものの、切り出しにくい肝心な話をはっきりいうことができなかった(これも徐々に分かっていただけばいいですが)

初対面の印象はその後も尾を引くと言いますが、男性はできればスーツ姿、女性もできるだけこぎれいな新品の服を着ていった方がいいでしょう。

人は見た目で判断される部分も多いからです。

また知らないことは素直に

「知りませんでした」

「そうですか、間違えていました。お恥ずかしいです」

と答えた方が変にごまかすよりマナーがいいと思われるでしょう。

話題も暗い話題よりも明るい話題の方がよいですが、もし少し暗いトーンの話をする場合にも、

「ちょっと変なことを聞いてしまうかもしれませんが、、」

「失礼なことを聞いてしまうかもしれませんが。。」

など前置きを入れることで、常識を疑われる可能性は低くなるでしょう。ただ、本当に変すぎることや失礼すぎることは聞くべきではありません。そういうことは終わってから恋人に確かめるか、自分でインターネットで調べるなどすればいいでしょう。

あくまで「大人としての最低限のマナー、常識的な振る舞い」ぐらいは持ちあわせている人物であることが望まれているのです。

赤の他人、しかも大事に育てた子供の恋人です。

ただでさえ、初対面なのに、不遜な不快すぎる態度など禁物なのです。

「何様のつもりじゃ」

と思われるのは最小限にしないといけないのです(ちょっとした不手際で多少は思われてはしまっているでしょうが、致命的な失敗は避けなければなりません)

TIPS(ちょっとしたコツ)

また細かなことですが、見送りに出てきていただいた場合は、最後まで目線をそらさずお宅を後にするようにしましょう。意外と(一段落して)去り際に性格がみえたりしますので。

寒い季節にはコートやマフラーは玄関から入る前に外して、帰宅する場合も、玄関(門)を出てから着用する方がマナーにかなっています。(理由は冷暖房の効きがよくないのをアピールするように受け取られるケースがあるためです)

コート類は戸外で着脱しましょう。(お宅に入ってから脱ぎ始めると、ハンガーを無言で要求するようなことにもなります。外で脱いで、入ったら黙って鞄の上にでも畳んで置いておけばいいのです)

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■結婚相手の親に会う前とあった後の気持ちの変化

会う前の気持ちと対策

・最大の不安はいっていきなり迷惑そうな応対をされないかどうかだった

結果 → 大歓迎とまではいかないまでも話を聞いてもらえる雰囲気だった。また子育て(恋人のこと)を育てるのにどれだけ大変だったか、そして今も大変な思いをしているか、伝わってきた。自分がもし子育てする機会に恵まれたら、それをしなければと思った。またもし孫ができたらきっとコノご両親なら喜んでもらえそうだなと思った。

・何かしら不満をぶつけられ、生き方の誤りを指摘されて結婚を反対されるのではないか?

結果 → 反対はされなかったし、細かなつっこみもなかった(事前に根回しして恋人から質問事項は洗いざらい両親からきいて置いてもらって、先にすべて恋人の口からこちらの気持ちを回答しておいた為もある、コノ点は丸く収まって成功)そもそも2、3時間しかないのに質問タイムで会合が終わってしまっていただろう。(多くの???で頭が満たされて終わってしまっていただろう。それは回避できて大満足)

・ずれている変な両親ではないだろうか

結果 → 恋人の性格からして可能性は少なかったが、恋人が育った理由がわかるようないわゆる普通?の家庭だった(もっとも本性は違う可能性があるがそれは1回訪問したのでは誰もわからないだろう)すくなくとも信用できる人物とこちらからは思えた。また先方も5割以上は信用できるとこちらに対して感じてくれているようだという話を恋人から聞いた(結婚はOKらしい)

・恋人が自宅を見せたがらない理由を詮索していた

結果 → 普通のお宅だった。謙遜して狭い汚いといっていたがそうは感じなかった。

・手みやげや、伺った際の飲食のマナーなどで粗相を指摘されるのではないかとちょっと気になっていた。

結果 → それほどの粗相は起こらなかった。むしいろみんな気を使って、テーブルのお菓子がぜんぜん減らなかった笑あとあまり水分を飲まなかったのでトイレをお借りしなくてすんだ。

会った後の気持ち

やはり事前のプレッシャーというか(考えすぎて結果は、もうどうで好きにしてくれ、批判するなら批判してくれというある種の面倒くささというか、そういう境地に伺う前日には達していました笑)はハンパない気がしました。

しかし結果は会って良かったです。オーバーかもしれませんが、好きな恋人の両親なのですから、自分も先方も生きて元気に話ができるるうちに会っておくべきです。(近くなりすぎたら今後不具合が出てくるのかもしれませんがそれはそれでそのとき対処可能でしょう)

迷っている人がいたら通過点だと思って会ってきてください。向こうだっていきなり結婚しますとか、子どもができましたのでとか言われても対応しにくいのです。

とくに相手が高齢のこともあるのでいろんな話は早めに聞いておくに越したことはありません。

相手の両親にあったからといって、結婚生活自体が成功するわけではない。成功させるのは今後の夫婦2人でやっていかなければ成功しないのです。

両親に会うことこれは1つの成功でした。
しかし両親はまだ比較的やさしく見守ってくれる人たちです。

社会はもっと厳しい面もあるでしょう。

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