■転職失敗記
初めて転職した会社は続かない。
社会人経験がないとおかしな求人についつい引っかかってしまうからだ。
「この仕事は自分に向いてそう(に見えただけで実際はプラス面を過剰評価、マイナス面を見落とし、過小評価していただけ)」
「興味があるジャンルだしまだ若いのだから失敗をおそれず、給料その他細かな(に当時は見えたが結構大きな見落としである悪要素)条件は目をつぶって飛び込んでみよう」
「面接官の言葉に感動した!(実際はありきたりの成功哲学を面接官が語ったのをういういしく無知な若者が感動しただけだったりする場合もある)」
なかには
「無給でもかもわない(アホか、どうやって生活すんだ。そもそも仕事とはお金のためにするモノだ)」
と飛び込むモノもいるだろう、無謀だ(経験のためにお金はいらないという発想はよいが、それを利用して成り立っている会社など、もはや無給だらけでほとんど会社と呼べないところも存在する)
「それでもいい」
「失敗は成功の元(たしかにマイナス面をみることは経験値はあがるだろう。しかし絶望や取り返しがつかないほどいいように利用されることも多い)」
「好きな業界だから(その自己分析、業界分析が甘い)」
「あこがれている業界だから(その根拠すらまずは事実なのかどうか調べてみるべきかも)」
と失敗をおそれず飛び込んだら本当に失敗だらけの会社は実際にある。それで食っていこうと思う人間が、自分を安売りしてドウするのか。
しかし本人は
逆つっこみどころがありすぎて麻痺して気づかないのがやばい笑
どう考えてもあやしすぎるのが逆にコスト削減意識の強いよい会社、よけいなモノをそぎ落とした究極の形にうつって(実際は儲かってないだけだが)、そういったいかにもな会社のことをありがたがって、心酔する若者もいるからだ。
貧乏=夢を目指している自分は格好いいというような思想だ。プラス思考ドリーマー。
そうじゃないだろうと自分で自分をつっこまねばならない。ちょっとネットを調べればわかる時代だ。
たいてい1年もすればそれに気づいてやめざるを得なくなる。身体や安月給に耐えられなくなるからだ。1年持てばいい方だ、気づかないでずっと働き続けるよりはましと思うべきだ。
しかし、よほど変な会社で、
自分の健康すらやばい!
なにをおいても逃げ出さなければいけない!
一世一代の大ピンチ!
という場合をのぞいては、できればやめる前に転職先の目星をつけておいた方がいい。
あわてて飛び出しても外は大雨かもしれないからだ。
天気予報(業界の雇用情勢)をまず確認してから、傘くらいは用意してから表へ飛び出した方がいい。
着々と準備を進めてからやめるのが身のためだ。
(喧嘩別れやいきなりの辞職勧告のようにしてやめることもあるだろう。しかしそれでも頭の中では冷静に次のステップを考えておかなければならない、たとえば資格を取得すればもっと給料が上がるな、よし次はもっと上を目指そう、転職わらしべ長者を目指すのだという具合だ)
ただ空回りに転職を繰り返すより、ステップアップのアイデアくらいは持っているべきだ。あるいは目標とする人物の1人や二人イメージしてからやめた方がいい。
会社の知人は1人くらい友人がいるだろうが、あとはほぼ連絡などなくなる。会社のつきあいなど所詮その程度かと思う瞬間だ。とくに上司など二度と会いたくもない。おっと本音がでた。
焦っていると二の舞になる
辞めたことに焦り急いで決めてしまう。
焦って決めるとよくない理由
1つ良ければ全て満たされると思ってしまう。顔がよければ性格がいいと想像だけで結婚を決めてしまうようなものだ。(結婚よりは後戻りしやすいですが)
綱渡りのようなモノなので次の候補は用意してから辞職する
転職できるか心配になる。
先方にもこちらにも希望があるが、それは新卒採用の場合とは異なることに気づいた方がいい
経験者採用のケースが多いのだが、学生時の面接(いわゆる人物像、性格面接)との違いに気づけないと痛い目を見る。
社会人経験を問われるのが転職面接だからです。
できること、社会人として経験した仕事を職務経歴書にまとめて履歴書(学歴)よりは、むしろ職務経験をみてもらうことになります。