ジャッジ 妻夫木聡
広告業界の裏側を期待してみたけれど、ある意味桧舞台をテーマにしているので
それほど専門用語がバンバン出てくるわけでもない感じでした。
その中で正しさを追求する主人公と、おそらく反対のものとして広告業界を描いている点が
この映画のメインテーマです。
予告編の切り取り方が非常に面白くて、
予告編のCMは大成功していると感じました。
本編は予想しているよりも
ドラマのワンシーンのように展開しており、
ロケーションの撮影(現地ロケ)ではなく
おそらく大部分を会議室とホテルの部屋セットでの撮影になっています。
比較的低予算で作っていますね。
このあたり配役(キャスト)に豪華な俳優さんを起用しているので
バランスをとっておられるのかもしれません。
きらびやかな感じでもない地味なシーンもあるのですが、
広告業界をまったく知らない人でもある程度シンプルに映画を見ながら
この世界で働くって大変だろうな~と実情を予想できる気がしました。
この規模のCMでなくても、
多くの商品は多かれ少なかれ広告を作成していると思います。
売るためのうそ
夢を売るためのうそ
本当に世の中を変えるためのCM
そんなことを考えさせられました。
世の中を変えるもの
そういう仕事をしていければと
どのような仕事をしている人にとっても共感できる世界観ではないでしょうっか。