価格が安いお客さんを相手にすべきか?
昔から付き合いがあるけれど価格が安いお客さんを相手にするべきかどうかで迷うケースもあるかもしれません。
・これまでの付き合いがあるから、今は自分の単価が上がっているので値上げしたい
・すでに単価の高い新しいお客さんがいて、その人の仕事で忙しい
・しかし値上げした場合、昔からのお客さんに申し訳ないのではないか
・値上げした場合、昔からのお客さんが怒るのではないか
等と考えて、ついつい昔のお客さんには昔の値段で提供してしまいそうに生るケースもあるかもしれません。
そもそも何が適正価格か?
たしかにコネクションや義理人情を大切にすることも大切かもしれません。
しかし自分の労働単価が上がった状態で、その半分以下の価格で自分の時間を売ってしまうことは正しい行為でしょうか?
・自分の技術力が上がった結果、単価も次第に上がっている
・相場と比較してもそれほど高くしたわけではなく、むしろ今までが安く提供しすぎていた。
・相手はその安い価格に慣れてしまっているだけで、それにあわせると自分の時間は減るし、トータルでの得られたはずの金額も減る
・安いお客さんを相手にすることで、他の単価の高い仕事を断る、または機械を損失する可能性がある。
・単純に気持ちでも、肉体的にも疲れるから相手にしたくない、または考えたくない
こういった場合は、相手の事情を必要以上に考えないほうがベターかも知れません。
相手が今後付き合いを続けたくないといえば、そこまでと言ってもいいかもしれません。
あなたが同様にあなたが安くしてまで付き合いを続けたくないといえば、それはあなたの考え方ですので、
その考え方にしたがって、価格を伝えればいいはずです。
安いお客さんを10人持っていることも確かに大事かもしれませんが、
高単価で質の高いサービスを提供して、良質のサービスを高価な価格で買ってくれる1人のお客さんを大切にするほうがもっと大切と言ってもいいかもしれません。
お客さんの質もあなたが成長するにつれて、以前とまったく同じということはないはずですので、
そこで生じる考え方の違い、価格アップに対する考えかたが違うお客さんを相手にする必要はないはずですね。
価格の説明をあなたが相手に尽くしたとしても、
相手が怒ったり、高いと感じるようであれば
それはあなたの心や体力面での負担になるお客さんということですので、ここで終わりにしてしまってもいいかもしれません。
いずれそのようなお客さんはトラブルの元になったり、
あなたのサービスの価値を評価できないお客さんであったりしますので、
早めに分かった場合は、早めに終了してしまってもいいはずです。