マレーシア 恋愛
マレーシアは多民族の人が一緒に暮らしている国ですので、どのような気質でどのような恋愛の傾向があるのか、気づいた点や聞いてみたことをまとめました。
少数民族
少数民族といっても実数は多いのですが、マレーシアという国全体で見た場合という意味です。
また、とくに対立などはなく、非常に仲良くいろんな人が暮らしていますね。
中でも、恋愛に関しては、いわゆる異なる民族の人とも自由恋愛可能で、壁はないと聞いたのですが、実際見た限りでは傾向のようなものを感じるケースがありました。
恋愛、結婚の場合は少し異なる?
・実際はどうなのか?
・町を歩いているカップルは?
・結婚している夫婦は?
・コミュニティーは?
という点から見てみた感想は、やはりある程度は、同じ民族同士を選択していたり、同じ風習を持っている異性を好んで選択しているケースが多いようでした。
本音と建前、ではないですが、無意識にせよ、意識的にせよ同じ民族のほうがスムースに恋愛に発展しやすいのかもしれません。
逆に相手の文化を何も知らなかったり、相手の風習をゼロから取り入れたりすることの困難さは、意識されているのかもしれません。
コミュニティ
さまざまなサークル活動やスポーツジムなどがありますが、一緒に遊んでいる仲間や、スポーツジムで輪になっている仲間もほとんど同じ人種であるケースが見受けられました。
また町を歩いている友人同士、カップル同士などを見かけてもほとんど同じ民族の人同士友達になったり、カップルになっているようでした。
これは個人的な実感ですが、すくなくとも半数以上の人が同じ民族間で付き合っているくらいの印象があったかもしれません。
男女関係
これは結婚までは大切にしておく風習がある人と、そうでもない人の2通りがいらっしゃるかもしれません。
どちらがよい悪いではなく、育った環境や個人ごとに価値観が異なっているためかもしれません。
また異なる民族の場合は、結婚と同時に相手の家の風習に従ったり、合わせるようになることがあるそうでした。
このことから恋愛に関しても、あらかじめ結婚後の生活をお互いが自然と見越して、恋愛に発展することへのブレーキがかかりやすい傾向があるのかもしれません。
とくに異性と会話していると、盛り上がってはいても、意外とあまり心を許してくれていなかったとあとから感、じるのは、どこかさびしい気もしました。
処世術?
普段の会話は笑顔なのに、実はそれほど心を許してもらっていなかった、信用されてもいないようだった。
ある程度自分と異なるものに対しても波風を立てずに話をする、付き合う。
これは、ある意味いろんな民族の人が暮らすマレーシアならではの、社交辞令、処世術なのかもしれませんね。
ですので、相手が自分に対して興味がないことはこちらが察して、それ以上はつっこんだことをしないという配慮もある程度必要なのかなという印象でした。
完全に相手から嫌われていれば、誰の目にも明らかでわかるのですが、相手がちょっと迷惑に感じている段階では、表面には出てこないケースが多いですので、気をつけたほうがいいことの1つかもしれません。
笑顔=好意、笑顔=気持ちを許しているという意味では必ずしも言えないような例も中にはあって、すこしとまどった経験がありました。
仲がよい?
現地の人で、一見仲がよい人同士に見えても、あまり相手のプライベートなことを知らなかったり、質問しなかったりするようでした。ですので、仲良くなったと思っても、調子に乗って何でも質問していると、迷惑に感じる相手も中にはいるかもしれませんね。
たとえば、多少お互いに感情をさらけ出して関係を深めたり、相手に不足?しているものを明らかにして問題解決を手助けしたりすることも仲良くなったり、恋愛に発展した場合には考えられると思います。
ところが、そういうケースは僕が見る限りまれで、一番大切にしているのは、日本と同じ?ように、「相手の気分を害さない」ことに重点を置いている傾向が少しあるのかなという印象かもしれませんね。
現地の人はそれだけ複雑で奥深い感情表現を持ち、どんな人ともフレンドリーに付き合えるスキルを持っているともいえるかもしれません。
都市部と田舎
都市部と田舎を比較すると、田舎のほうは女性は町から出ないですごすケースもあるそうでした。
おそらく家庭で教育でそう教えられているケースが多いのだと思いますが、行動規範として恋愛にも基本的には保守的な方が多くおられるかもしれません、また生活圏だけではなく将来住む場所も限定されてくることもすこし予想できますね。
たしかに比較的都会よりも田舎のほうがいろんな面で安全ですので、トータルで見た場合、結果的に合理的な判断になっているケースが多いのかもしれません。
またマレーシアは、環境、治安、風習なども日本とは異なりますので、違いは違いとしてどちらにも理があると言えるはずです。
その場の雰囲気を大事に
サービス精神があり、その場の雰囲気をうまくよい方向へ持っていくことに長けている方が多いと言う印象でした。断りづらいお願いも相手はその場で判断してくれていたようでしたが、やはり長くは続かないようで、無理をお願いしたり、何かを期待するのは控えめにしようと思いました。たとえば、相手の本心や希望に気づかずに、こちらが期待しすぎたり、お願いしすぎたケースがあったりしました。どこの国の人に対してもそうなのかもしれませんが、相手の希望する距感や、予定があると思いますので、あちらが人がよいのをいいことに少々立ち入ったことをお願いしてしまい、あとあと申し訳なかったかなという気がしたりしました。