■ なぜふられた理由が分からなかった理由
■ なぜふられた理由が分からなかった理由
ふられた当初は大抵ふられた理由が分かりません。
「当時はまだわからなかった」
ということもだんだん時間がたつにつれて見えてきます。
早ければ2,3ヶ月後、あるいは2,3年後、付き合いが長く未練が残る思い入れが強すぎる相手であれば、客観的に振り返ることが出来るのは、10年後くらいに気づくこともあるかもしれません。(10年間ずっと苦しいわけではありませんでした、しかしそのふられた過去自体を完全に忘れることはなかったです。ふとした瞬間に思い出してしまうことは今でもあります)
その中で一つ分かったことは、
「相手はほぼ100パーセントもう一度会いたいとは思わない気持ちの状態で相手のことをふっている」
「しかも気持ちが変わることはないほど思いつめたのちに完全に決意して振っている」
ということです。
相手が頭の中で考えていたのは、
「将来あなたと一緒にいることをのぞまない」
「そのレベルにあなたが達していない」
と見限ることがほとんどらしいことにあとから気づくことになります。。
これはある意味つらい現実でしたが、ふられた理由の1つが分かってきたのはラッキーでした。
当時はこれが分からなかったので
何とか復縁しよう(よりをもどそう)と考えました。
よりが戻るかもしれないと思った理由は、
「あれだけスキだと言ってくれていたのだから」
「あれだけ将来について語り合ったのだから」
「あんなにやさしくしてくれた人が豹変するはずがない」
といった例愛中に楽しかったシーンをこれでもかと思い出すのでした。
あの楽しかったシーンが嘘であるわけがない、いや嘘ではないがそんな簡単に吹っ切れるものなのか?とふられた相手をよくはわかっていなかったのでした。
当時は分からなかったのですが甘い考えでした。
つまり
「何かの間違いだろう」
「ちょっと修正すれば間に合うだろう」
「いまならまだ傷は浅く取り戻せるだろう」
と考えてしまっていたのです。
復縁とか、元サヤという言葉もあるので、自分もそのラッキーな部類に入るだろうということを考えていました。
これが甘い考えだとまだ分からなかったのです。
別れる、振られるということの真の意味をまだわかっていなかったです。
女性がこれを切り出すときは
「永遠の別れ」
「将来を共にすることはありえない」
「もっといい人が現れた、ときにはすでに付き合っている」
を意味することが多いです。
つまり、ふられた時点ではすでにあなたとは今後一生関わりたくないレベルだったということです。
実際その後連絡があった女性はいませんでした。
現実を甘く見ていました。
振られるというのは、
「顔も見たくない」
「二度と関わりたくない」
「その後のあなたがどうなろうが別々に生きていく」
ということなのだと悟りました。
友だちとすこしケンカして
後で仲直りするのとは性質が異なるものであることがまだわかっていなかったのです。
これがわかったとき一つだけわかったことがありました。
それは恋愛中に相手を大切にすべきだということでした。
恋愛中に相手を気遣うことの大事さでした。
相手があなたを振るというにはそれなり(期間や強度によっては相当の)決断力が必要になっていただろうことは想像が付きます。
その変化になぜ気づかなかったのか?
当時はわからなかったのです。
しかし今なら気づくことは、
「こうしてほしい」
というメッセージはそういえば痛いほど出していたなということです。
当時は分からなかったそのメッセージの本当の意味が。
何があっても別れることはない、
そう幸せにも一人で勝手に思い込んでいたのでした。
相手を幸せにするには
「あなたが変わらなければ達成できないこと」
があります。
関係を続けるにはあなたが変わることも大事だったのです。
そのことが後から分かったことの1つでした。
ただその通りにするのではなくてもいい
別の方法でもいい。
すこしずつでも相手の話を聞いて受け入れ変えていけるところは工夫して変えていく姿勢こそが人間関係では大事になることが分かりました。
100パーセントあなたが変わる必要はありません、しかし0パーセントではいけなかったのだとわかりました。
相手の希望も聞いて5パーセントずつでも自分が変わっていたら、もしかしたら今でも振られていなかったのではないか?と考えることがあります。