せっかく相手のためを思って(すこしは自分の利益のためにも)アドバイスしてもまったく門前払いされたり、良かれと思ってやっていることに対して
「全然感謝の気持ちが見受けられない」
「むしろ協力さぜてやっている、いやいやいうことを聞いてやっている」
「もっとこうやってボランティア(助けて)してほしい」
「せっかく作った食べ物がまずい、せっかくしてあげたマッサージがへたくそ」
的な横柄な態度が相手に見えると、いら立ちをかんじるケースもあるはずです。
相手がアドバイスを不要と思っている理由は?
ひとつは想像力の不足といえるかもしれません。
たとえば80歳のドライバーや免許を取り立ての20歳のドライバーがいて
「あぶないですよ」
といっても本人は平気な顔をして運転をしているケースがあるかもしれません。
今はセーフかもしれませんがそれは周囲のドライバーが危ないドライバー(本人)に対して、近づかないように気を遣って運転してくれている結果かもしれませんし、明日事故を起こさないとはいえないケースもあるはずですね。
これは自分がセーフと思っていても、周囲に迷惑や心配をかけていたり、実際は限りなくアウトに近いセーフであったりすることもあるはずです。
それでもセーフと思いたい本人は、アウトであるなどとは思いたくない、あるいは夢にも思っているケースも多いです。
具体的にアウトのパターンを見せて理解してもらう
誰しも自分のことは客観的には見えにくい面もあるのですが、
他人のことには結構辛らつで厳しい目で批判するという特徴があるかも知れません。
・○○さんは80歳で交通事故を起こして、相手が怪我で通院が続いているため、今○○円のお金を払わなければならない。
・○○さんは20歳で免許証取立てで交通事故を起こして、車は全壊し、車のローンだけが3年も残ってしまっている。
と話せば、
自分はそうはならないだろうと
もしかしたら当人はまだ思っているかもしれませんが、
具体的な事例を見ることで「これからは気をつけよう」
と運転前に気を引き締めるきっかけにはできるかもしれません。
アウトパターンを収集する
本人が自分で会うとパターンを収集してくれればいいのですが、
そうはしないケースも多いので、
アウトパターンの事例をくまなく調べて
プリントアウトして紙などで渡してあげれば相手に知らせることもできるはずです。
「読みたくない」
「そんなことは知っている」
「わかっている」
という相手も書面であれば一人のときに読む場合もあるので
できれば面と向かって少し感情的になるよりは
手紙で事実だけを伝えるようにすると相手に伝わりやすくなるかもしれませんね。
最終的な目的は
最終的な目的は当人が自発的にアドバイス内容を実行することですので、
・反省
・記憶に残る
・改善内容が明確
であることが大切なポイントのはずです。
具体的に何をすべきなのか意識して、改善ポイントを指摘したり、ときには繰り返し伝え、紙などに貼って、いつも見えるところに張っておくのもひとつの手かもしれません。
結局のところ当人が無意識レベルで実行できるところまでもっていくことで
トラブルに巻き込まれる確率もぐっと下げることができるはずです。
気づいたことはできるだけ
客観的に見られる具体的な事例
を集めて、それに目を通してもらうことで
すこし距離を置いて原因分析できる点はメリットのひとつですね。
アドバイスというのは
・えらそうにと反発される
・そんなことは前から知っていた
・相手の態度が気に入らない
などトラブルになるケースも多いです。
また目に余るほど(ほうっておこうかと思うほど)横柄な相手もいるでしょう。
ただ長期的にはほうっておくと自分にもデメリットが降りかかる場合がありますので
相手の幸せを願いつつ必要であれば実行してもらうことが大切ですね。
その場合も
第3者の失敗事例
を間に挟むことで相手も受け入れやすくなるはずです。