■見通しが甘い人に現実をわからせる方法(空想の成功を夢見ている人にもっと現実寄りの解決方法を考えさせる方法)

■見通しが甘い人に現実をわからせる方法(空想の成功を夢見ている人にもっと現実寄りの解決方法を考えさせる方法)

一番難しい問題を最初に見せる

たとえば、

・努力を始めて1日目に、むずかしい問題を見せる

あるいは

・10年後にあとからはじめて難しい問題があったことに気づく

どちらがトータルで成功に近づくでしょうか?

「難しい問題は後からやりたい」

「難しい問題はショックを受けて、自信をなくすから見たくない」

「難しい問題など実際にはあまりおこらない」

という人もいらっしゃるかもしれません。

たしかに難しい問題を見せることは

厳しい現実を知ることにもなるため

場合によっては2,3日寝込むほどのショックを受けるかもしれません。

でもたかが2,3日です。

知らずに過ごすのとどちらが前向きといえるでしょうか?

また、難しい問題に

いきなり直面した場合、

たいていの人はうろたえます。

しかし

最初に難しい問題はこれとこれと

あらかじめ予見しておくことできれば

人は準備する時間を作ろうと無意識で考えます。

日々努力しようと思えるのです。

準備や必要なスキルアップを自覚しながら

時間を有効に活用できますので、難しい問題を

「きびしいな」

「自分には無理かも」

「あきらめそう(しかし、がんばろう)」

と意識しながら続けることも可能なはずです。

最初にすべきことは、まずすべての難しい問題点をピックアップすることです。

これはとくに楽観主義で

「なるようになれ」

「起こったら起こったとき」

「自分はすべて必要な知識は知っている」

と思っている人ももう一段突っ込んで

難しい問題ほど現実を目標に近づけると考えて

準備しておいたほうがいいはずです。

「そんなこと起こりえない」

「大丈夫大丈夫」

「自分は体力もあるし、賢いし、もう十分知識もあるから大丈夫」

と思って実質何もしていなければ、

何かが起こったときにうろたえるばかりかもしれません。

登山なら猛吹雪が来ても対応できませんし、

「カッパもテントも、防寒具も食料ももってません」

「必要とは思っていませんでした」

「そもそも雪が降るなんておかしいです!」

なんていっても、登山中では話にならないはずです。

すべて自分で準備しておくべきだったのです。

ほかの誰も助けてくれません。

日々を準備のために有意義に使える

・目的、たとえばアルプス登頂のために毎日を適当に漫然と過ごしている人はいない(体力アップ、日々ルートの知識のアップ、厳しい猛吹雪の中でも持ちこたえるだけのトレーニングに毎日を使うべきである)

小学生にはまず最後のページの一番難しい問題を見せるべき

・小学生に100ページからなる計算ドリルと与えるときにも、たとえば1ページ目から順を追ってさせるだけではなく、いきなり最初に100ページ目をさせてみる経験は無駄にならない(自分の力の差の自覚は、ただあいまいに「なんとなくできそうなはず」という空想を打ち破るのに役立つ)

問題点を知らずにスルーしてもいつかは直面する、その気づくまでの期間はまるまる捨てることになるだけ、なので難しい問題点こそ最初に知っておくべき

・うしなった時間は元には戻らないため、後悔しないためにはゴールと自分の距離をスタート時点できちんと認識できるだけの厳しい内容の指摘や参考文献を耳に入れておく必要がある。

単に楽観的な見通しだけでは、猛吹雪の山頂にたどり着くなんてたんに夢を見ているに過ぎない。

楽観主義、問題点をあとまわし、きかなかったことにしても消えない。あとから必ず顔を出す、なら今直面するべき

・楽観主義者ほど現実に遠い。
・自信がないくらいのほうが、現実をきちんと認識できている、常にゴール地点との距離を意識しているからこそ、自分の至らなさにも気づけるし、日々やることも考えて実行できるはずですね。

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