■自分が余裕がないのに誰かのために何かをしてあげる必要があるか？

「ない」

それを偽善という。

誰に対してもできるだけやさしい気持ちで接したいのはかまわないが、「自分の事」より「他人事」を優先した時点で何かがおかしい。

自分のこと　＜　他人事

自分の大切な子どものため、ならわかる。

いや、自分の子どもでもよほど困っていない限り放っておけばいいのではないか？そういう教育方法もありそうだ。

ましてや、それほど親密ではないほぼ普段つきあいもないような他人優先というわけにはいかないはずだ。

はっきりいってお互い頼るほどの関係ではないのである、もともと。

親密ではない他人が親密な他人よりも上位にくるのも、おかしい。

大事な人に割く時間　＜　他人事に割く時間

になってしまっては楽しくないだろう。

一番大切なのは自分、恋人（妻）、両親、兄弟だ。

それらより上位に親密ではない他人（他人事）がくるのは変だ。だから偽善だと言っている。

後回しにしていい。

ただ八方美人なだけだ。対価なく奉仕するのもおかしい。（本格的に相手が困っていてボランティアのつもりで助けるのならかまわない。しかしボランティアであってもかける時間の限度があるだろう。まず自分の生活の安定ありき、だからだ）

自分の家が家事になっているのに、よその家の庭木の水やりを手伝っている場合ではない。

自分の家の火をまず消すために水や労力、時間をつかうべきなのは明らかだ。