意識高い系

意識高い系

意識高い系という言葉があります。
中身が伴わないのに過剰に出来る人感を漂わせている人のことですね。

意識先行で、実際は。。といった感じのことです。

筋肉があるように見せたい、がりがり君といった感じでしょうか。
たまにHPなどでマッチョ自慢をしている男性(中にはすごい人もいますが)などがいたりするのですが、
そういう過剰に自己アピールも意識高い系、自意識高い系と言ってもいいのかもしれません。

言い換えると「虚栄心」が強い人物と言ってもいいはずです。

意識高い系の起業

需要がない

・自分がやりたいことは決まっているが、求められていない(需要がない)

起業するからには対価をもらい仕事をすることになります。

また、自分が提供できるものに応じて対価はきまってくるはずです。

ところが

・提供できるものがそもそも自分寄り(マニアック)で誰もほしがらない

・自分だけが価値があると思っている(他人はあまりほしいとまでは思わない)

言ってみれば誰もほしがらない、自費出版の「自分史」的なイメージかもしれません。

ほとんど誰も興味を持たない、ほぼ需要がないといえるかもしれません。

もし需要があるとすれば

芸人のように意識高い系な自分をネタにするぐらいのほうが

面白がって読んでくれる人が多いはずです。

すこし自分と距離を置いてからアピールしたほうがいいのかもしれません。

本当にスキルと呼べるのか?

・自分ができることをアピールするが、誰でも出来るレベルである(差別化できるレベルには達していない)

アピールするので話を聞くと、それほど特別ではないケースがあります。

すこし検索すれば方法が出てきそうなこと、だったりします。

起業する人が居れば10人中9人がすでに考える、手垢の付いたアイデアであるケースもあるでしょう。

しかも、

先輩起業家もすでに飽和状態、すこし調べれば失敗事例がたくさんみつかることもあります。

現状を、一切を気にせず(目に入らず)ポジティブなシュミレーションだけで

特別感をかもし出しているとしたら滑稽に感じる人もいるかもしれません。

他人から学べないことで、同じような失敗をくりかえすなど、

認識にも時間がかかってしまうはずです。

「継続は力なり」

という言葉もあります。

しかし本当にどんな場合でもそうでしょうか?

すくなくとも試行錯誤したことが失敗であることを認識できることは

大事なスキルといえるかも知れません。

そうすれば継続は力なりになるはずです。

スキなことを仕事に、は初めから可能か?

・スキなことを仕事にしたいとはじめるが、シュミレーションが不足している(いい面だけを見てスタートして、数年その状態で停滞)

意識高い系の書籍もあります。

意識だけは100階建てのビルより高い位置に連れて行ってくれる感じかもしれません。

100階建てのビルですから高揚感が大きいです。

「スキなことを仕事にしなければ」

「生き生きしていなければ自分らしくない」

「人生一度きり」

といった具合です。

書籍で起業をした人物も初めから

スキなことを仕事にした方ばかりではないのではないでしょうか?

たとえば本を書くにはまず

・文章を学ぶために修行
・働きながら社会常識を学ぶ
・世の中の需要を探る
・どういう文体なら読者につたわりやすいか
・写真が必要ならカメラの勉強

などを考えてからスタートしたはずです。

つまりスキルを身につけたり、まず社会の需要を知る期間があったから
スキなことでもいけそうだ、と判断したといえるかもしれません。

何の想定(シュミレーション)もなく
起業するよりは成功率も高まるはずですね。

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