■ 高齢者にこちらの話を聞いてもらう方法

■ 高齢者にこちらの話を聞いてもらう方法

高齢者は耳がすこし聞こえにくかったり、こちらが大事なことを伝えようとしているのにあまり集中して話を聞いてくれないように見えるケースがあります。

原因は何でしょうか?

・耳の機能が少しよくなくなっている(耳が遠い)
・集中力が持続しにくくなっている(眠気やぼけっとしている状態)
・文章を渡しても読んでくれない(細かな文字が見えづらい)
・話しかけても心ここにあらずといった状態(テレビなど1つのことにしか集中できない。同時にほかの事を処理しにくい)

まずは話を出来る状況かどうか?

若い人であれば小さな声で話しかけたり、小さな文字で書いた手紙を渡してもこちらの話を聞いたり、文章を最後まで苦もなく読んだり出来ることが多いはずです。

ところが高齢者の場合は、一つ一つのことが、だんだん出来なくなっていくことがあります。

・読みたいと思ったけど、小さな文字だから面倒なので読むのをやめてしまった(読むことをあきらめた。読書もほとんどしなくなった等)

・何か話しかけられているのはわかるがよく聞こえなくて、聞き返すのも面倒なので黙っている(話をするのも若いころのようにはできない)

・テレビを見ている最中に話しかけられても複数のことを同時に脳で処理するのがだんだん大変になってくる(周囲からは話を全然聞いてくれないという不満の声も)

・都合のよくないこともついでに上記のような態度で気づかなかったかのうようなふりをしてしまうことがある。(大抵のことはあまり重要でなく感じていて、いちいち若いころのように感受性がない、何とかなってきたし、これからも何とかなると思って変化が少ないことをむしろ望んで同じような生活しているケースも多いです)

何が足りないからこちらの話を聞いてもらえなかったか?

たとえば文章であれば文字は大きく書くが望ましいです。

1.5倍の大きさで文字を書いただけで、高齢者の印象はまるで異なります。最近は新聞でも文字の大きさが以前よりは大きくなっています。

またHPなどを見てみると多くの企業サイトでは、高齢者などに向けて、文字の大きさを大中小と変えられるように工夫されているケースも多いです。

文字を大きくすることで読んでもらえるようになるからですね。

文章を書いて伝えるのは相手に伝わって初めて効果があることですので、文章で高齢者に何か伝えたい場合には、フォント(文字の大きさ)を効果があるレベルまで大きくすることで読んでもらえるようになることもあるはずです。

声は大きく、いつもより近づいて

若い人同士の会話であれば

「うるさすぎてもうすこし小さな声で話してください」

「近づきすぎです、もうすこし離れて話しましょう」

「そんなに子供に話すようにゆっくり、はっきり話さなくても理解できます」

という場合もあるかもしれません。

しかし高齢者は

ゆっくり

はっきり

大きな声で

を望んでいることも多いはずです。

相手が望んでいることであればその通りしてあげることで、話も聞いてもらえるようになるかもしれません。また、それで実際に相手が変わってくれることが最終目標なのですから、大きな声ではっきり、できるだけゆっくり話をする習慣を身につけてみることも効果的かもしれません。

多くの高齢者は

耳や目は若いころのようには行かないまでも

理解力や判断力は現在も持続していることが多いです。

「どうせわかってもらえない」

「もしかして判断力が落ちてきたのかな(ぼけはじめたらどうしよう)」

「どうしてわかってくれないのかな、すこし腹が立った」

という前に上記のように話し方や、文字の大きさについて

再検討して見られるのも一つの手かもし知れません。

ちょっと気をつけるだけで、

高齢者の反応が変わるのでしたら、

自分も相手も楽しいですしそれが最終目標のはずですね。

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