僕の周りで定年退職している人生の先輩たちを見て気づいた点をまとめようと思いました。僕もいずれは長生きできたら60才、70才、80才となっていくので、今想像できる範囲で自分の老後を探る意味でも、今を生きている高齢者についてしりたいと思ったからです。
時給0円、または時給600円程度
退職をすると比較的単純作業でできる仕事しか選択の余地がない場合があり、その場合若者と同じ時給かまたはそれより少ない時給しかもらえないケースがあります。
「年収○○万円だったのに」
「こんな仕事はやる気が余り起こらない」
「ふて寝しておいたほうがまだいい」
という気持ちも確かにわかるのですが、会社とはまた違った稼ぎ方を探したほうがベターかもしれませんね。
現在の自分の価値、残っている機能に自覚的ではない
ひとつ思ったのは60代、70代の人は、現在その価値に気づいていないのかなと感じます。
たとえば、体が動くうちに出来ることを余り意識していないということです。
僕は高齢者介護施設にも研修で行っていた時期がありますので、普通に生活している若い世代よりは「老い」というものがどういうものなのか、結局最終的に「老いの現場の実際」はどのようなものなのか、どのような悲惨なこともある世界なのか、そして人間というもの、今ある時間が、どこへ向かっているのかは実際に見ているので分かっているつもりです。
比べるのも変ですが、去年までは元気で走り回っていた犬が、だんだん年老いて、最後は猛スピードで、1日ごとにその機能を失っていくしかない様をそばで見守ったこともありました。悲しかったですが、これが生物の現実ですね。(いろんな意味で、心の安らぎをくれたり、ちょっとした相談相手になってくれた愛犬には今でも感謝しています)
だからこそ元気で体が動くうちはしっかり生ききっていこう、生ききってもらいたいと考えるようになりました。
たとえば、「死にたい」とは言わないまでも「ごめんなさい」といいながら、すべての下のお世話や食事のお世話を任せて生活なさっている高齢者もいらっしゃいますし、とんでもない悪臭の中で学んだこともあります(これは清潔にしているつもりでも、時間がたつごとに衣類などに付着して取れないためです)。
することがなさそう
テレビを見るのも暇をつぶしたり、純粋な楽しみとしては、立派な仕事?といえば仕事かもしれませんが、スポーツ観戦、ドラマ視聴ばかりしている姿は余り生産的ではないというか、活力は感じないですね。高齢者に活力を求めるのは酷かもしれませんが、反面「お金が、、節約が、、」と口には出さないものの伝わってくるのがたまにどうなんだろうなあ、ちょうどいい仕事があればいいのになあと思ったりします。探せばシルバー人材センターで見つかる仕事もあるようですが、軽作業だったり、逆に求人応募が多かったりと思うように仕事を得られないケースも多いようでした。単純労働なので言ってみれば誰にでも出来てしまうので、競争率が高い場合には、競合がたくさんいるということですね。働きたいのに働けないのは、残念ですが、これは何も高齢者だけではなく、若年層でも最近は顕著ですし、世界中の先進国を見ても起きている、普遍的な問題ではあると思います。
株式投資に頼ろうとする
比較的買う、という行為が初心者でもわかりやすく、とくにお年よりは株式投資を勉強すると言うか、株式を購入してそのまま放置という人が多いように思います。僕の周囲でもバブル期に購入した株式を、わずか半分以下になりながら泣く泣く売却した、なんて人もごろごろいますね。だから僕は株式投資するならできればデイトレードをお勧めしています。
でも、その株式投資の技術を得るには、ある種の感覚的な鋭敏さが必要ですし、総合的に自分のこれまでの先入観を取り払う必要があります(特に塩漬けとかは戦略ではないですので)。そして、確かに株式投資のデイトレードの技術を磨けばある程度の収入を得られるかもしれません。しかし株式投資にもリターン相応のリスクがあるかなと思います。高齢者の場合には一度失ったお金を労働で取り戻すことは、若年層と比較すると困難なケースが多いです。また塩漬けといって買っても負けても持続して、上がったところで何年か後に売る戦略もありますが、10年後に上がっているか下がっているかは実際のところプロでも分かりませんし、むしろ会社がなくなっているなんてことも現実には起こる可能性がありますね。
株式投資をどうしても行いたい場合には、デイトレードの技術が必要かなとは思います。ただ株式投資のデイトレードの技術を得るにも、少なくとも半年程度の経験がぼくの場合は必要でした。またそのための株式購入資金として初期投資、ある程度負けても継続できるだけの心理的資金的な余裕も求められるかもしれませんね。いずれにしましても、株式投資を行う場合には、とくに高齢者の場合には長期間何があっても保持する戦略よりは、短期でこまめに運用するという考え方でいたほうが、会社がつぶれたり、株価が半分になった、なんてリスクは減るはずです。
自分で仕事を作り出す
これが最終的に若い世代に求められるこれからの定年後の生き方だと思います。社会的な背景、社会保障的な偏りや不足、理由はいろいろありますが、単純にそのほうが楽しく暮らせそうだからですね。また周りの人にも頼りにされますし、必要とされているというのは仮に周囲に家族が誰もいなくなったり、一人で生きなければならなくなった場合にも、心の支えになるはずです。
まだ現在は社会保障が充実していますので、趣味で老後を生きたり、楽しく旅行をしたりといったことが出来る社会だと思います。ところが20年、30年たった場合を想像すると、どうやらそう簡単ではないのかなというのが僕の印象です。本当のところ現在60才、70才の方でも、「あのころ何か仕事を作っておけばよかった」などと現在の自分を振り返るときが来るかもしれませんからね。。
かといって自分に出来るスキルはほとんどない人が大半だと思いますし、そこが一番の問題だと思います。会社を出れば1円も稼げなかったという人が周りに結構います(日々節約、株でお金を増やそうとしているので、お金が十分にあるわけではないのだと思います)。自分に出来ることは何なのか、それをお金をもらえる価値としてお客さんに提供できることはないか、の視点は長年会社員として働いてきた人には、頭では分かっているものの、実際には銀行口座に振り込まれているだけで、本当のところ「自分の何」と「お客さん(会社員の場合は給料をもらう会社)のお金」とを交換している感覚は希薄化しているかなと思います。それが会社以外で通用するかどうかを試したことがない人が大半なはずですし。
また、体を動かして行動しようにも、億劫だったり、そもそも思いつくことが体も実行力も体力もある若者との競争もあったりでなかなかうまく稼げないケースが多いです。僕から見れば長年考え続けることでしか、起業のアイデアなど出てこないと思いますが、それに慣れていない場合や、考えるという脳の体力が不足している場合には、残された時間との戦いかもしれませんね。。あるいはより若い人とのコラボレーション、協力関係を作って事業や仕事を回していく視点が必要かなと思います。
こんな風に起業もいろいろ面倒ですので多くの人にとって定年後に起業することは非常に困難かなという印象です。たとえば「少し休んでから起業アイデアを考える」という定年退職者のおじさんがその後起業するまでには相当パワーが必要なように見えました。結果的に、やることを見失って、退屈しのぎなのかテレビをつけて観たりしてある意味無為な時間を過ごすようになる人がどうしても多くなっているようなので、これま非常にもったいないですし、不完全燃焼といえるはずです。
現在の自分の価値、残っている機能に自覚的ではない
最初の問題提起に戻りますが、現在60才、70才の体が動く自分の価値に気づいている人はすくないと思います。お金を稼ぐのではなくても、現在の機能はいずれ失われていく運命です。
僕から見るとテレビを見てボーっと毎日を過ごす、それはすごくもったいない生き方ですしなんか悲しく見えます。自分が動けなくなる時期がいずれ来る、そして動けなくなる時期をなくす、あるいは引き延ばすためにも、今何か活動をしてほしいなと思っています。
起業は実際難しい面も多く、「年取ってまでそんなことやりたくないのでゆっくりしたいんだ!」「パソコンなどもインターネット以外では活用したことがない」という人も多い世代かなと思います、とはいえ、口に出すか出さないかはあるにしても「節約しないと。。」「お金が足りない。。」と思っている高齢者をみていると、「失敗してもなんかやったらいいのになあ、テレビ見てるだけだし、真剣にやったら1年もあればなんか実になるかもしれないのに。。」とか、もったいなく思うこともあります。今何かを始めた努力が報われるようなことが来るかもしれません、僕もいろいろ試行錯誤中ですが、やってよかったと思う時期が10年後か20年後かわかりませんが、これはかなりの高確率で来そうな気がします。
お金があって、体も自由に動いて、何でも楽しく過ごしているという方には参考にならなかったかもしれませんが、自省の意味でこれからの定年後の生き方について自分なりに書いてみました。
本来定年向けの起業という言葉はない
スポーツの世界であれば、シニアトーナメントや、マスターズゴルフといってOB的な試合やカテゴリーもあるのかもしれません。ところがビジネスの世界では定年だから手加減?とかはほぼないと思ったほうがいいはずですね。
職歴や資格があれば、そのまま生かせそうな職業としては他にも
ボイラー技師(ボイラーマン)
消防設備士
ビルの設備メンテナンス
ヘルパー
図書館の管理 図書館司書の資格
ビル管理(マンション、鍵管理、留守番的な仕事、消防設備士)
床タイルそうじ
湯垢ろ過器清掃
住みこみ、マンション、宿、保養所(保養所は減少傾向)
ガードマン系 交通整理
送迎運転手
保育園の送迎
交通指導員 横断歩道
宅配便の等の配達 配達補助(路上駐車対策の社内で待機する2人目の配達員さん)
駐車禁止取締役の外部委託業者さん
ゴルフ場受付、スタート作業員、荷物、荷受係、コース管理、除草、芝刈り、植え替え、ラフの草刈、打ちっぱなしの球拾い(溝に流す)
キャディ(女性)
ホームセンター等のレジうち
材木鉄筋切断加工、道具陳列、肥料陳列、商品管理
植木、庭木剪定
製造工場のシャワールーム、風呂場の掃除
草引き
シルバー人材センター
シニア、高齢者向け 地域の求人情報ホームページ
高齢者向けの求人情報の見つけ方
たとえばインターネットで探す場合には、「シニア」などというキーワードで検索すると結構求人見つかりました。
参考までホームページを載せておきます ⇒ [イーアイデム]
複数の応募先に一括して同じ内容を送ったりできるので登録しておくと手間が省けて簡単ですね。(1度で決まらないケースもありますし、複数応募したい案件がある場合は、同時に応募しておくことで確率が高まるはずですね)
インターネットから高齢者向け求人へ応募する方法
1 HPへ行く
[イーアイデム](公式ホームページ)
■ ⇒ [イーアイデム]
へ行きます。
2 地域を選択
3 「シニア」と入力
4 検索をクリック
5 応募したい案件をクリック
6 必要事項をフォームに入力して、インターネットからそのまま応募します
7 確認ボタン
8 そして応募ボタンをもう一個押して完了です。
インターネットから応募すれば、
電話せずにできますし、5分~10分もあれば
簡単に応募できますね。
「シニア」というキーワードで検索すると結構求人見つかりました
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(公式ホームページ)
パソコンを使って仕事をしたい(パソコンを使える)
「インターネットでビジネスしたい」
「でも定年なので手加減して」
といってもなかなかビジネスや起業の世界では難しいケースが多いです。
若い人と互角にパソコンのスキルや情報収集を行って初めて稼げるようになるのではないでしょうか。
なので、これからは若い人向けのビジネスもすこしずつ学んでいったほうがいいかもしれませんね。
インターネットビジネスを学ぶ方法
現在流行しているのは、インターネットビジネスではこういうものがあります。
参考になりましたら意識してみられてはいかがでしょう。(毎日プチ説教かよ!みたいなメールが送られてきますので勉強+暇つぶしにもなります笑)
単純に、途中で挫折しても基本的にずっと無料のものですので、解除すればメールは送られてこないですので安心ですね。
僕も、毎日真剣に読まずとも気になったメールタイトルのときだけ参考にするようにしています苦笑。
定年退職後 関連記事はこちら
また、
・定年後に何をすればわからない
・仕事はしなくてもいいが充実して生きる方法を探している
・暇つぶしに何か始めようとしている
という場合には、こちらの記事も参考にしていただけるかもしれません。
例えばシニア向けのゴルフ場宅配便荷受係の仕事内容
・2,3日前にゴルフ場へ到着するので、ゴルフバッグを保管庫へ移動、プレー当日に預かって
いたバッグを保管庫から取り出しキャディーカートに載せる
・プレー当日夕方に再度ゴルフバッグを預かり、宅配便のゴルフバック専用布ケース等へ入れる
(クロネコヤマトさん等なら専用の布バッグがあるケースが多いです)。また通常はポーターの
仕事ですが、ゴルフクラブの汚れなどを落として、さびの原因などを取り除く業務も含まれる場
合があります。
・基本的にはスタート時(朝一番)、プレー終了後(夕方)が仕事のメインである場合が多い仕
事です。
・最近は大規模なゴルフ場にしかゴルフ場宅急便の荷受係専門であ
る仕事求人は少ないケースがあります(経費節減のためか、どこの
ゴルフ場でも事務員やキャディーさんが、荷受係を兼任しているケースが増えてきましたので、
仕事は減っているはずです)。
・また背景として地元のプレーヤーはあまりゴルフ場荷受宅急便を使用しません、単純に近いか
ら車に積んで移動可能だからですね。ですので、大阪から東京、東京から九州など会社ごとの大
規模コンペなどがある場合には、こういったゴルフ場宅急便のサービスを使用されるケースがあ
ります。
・利用者はゴルフ場へゴルフバッグを送ることで、手ぶらでゴルフ場へ出かけることができます
。
・中には土曜日にゴルフをして、日曜日にもゴルフがある場合にはゴルフ場からゴルフ場へゴル
フバッグ送ることもあります。
定年後の人間関係は希薄か?
基本的には出会いたくない人には出会わなくてよくなりますので、
・嫌でも会社内での上下関係での付き合い
・義理の付き合い、恩を感じる必要もない
・行きたくない場所には行かなくてもよい
という感じですね。
これを人間関係の希薄化というか、自由気ままと言うかにもよりますが、人間関係を作ろうと思えば、
・人前へ出て行く
・同じ趣味の仲間がいそうなところへ出て行く
ことが大切かもしれません。
また
会社の付き合い
↓
地域の付き合い
と言う風に付き合いの範囲が大きく変わります。
定年後の仕事が見つからない
・プライドも高く
・金銭的な欲求水準が高く
・スキルがなく
・技術もなく
・年齢もそれ相応
・えらそう。。等々
と言う場合にはそういう仕事や受け入れてくれる相手がそもそもないケースがあるかもしれません。
どこかで
・辛抱
・見栄を捨てる
・妥協点を探る
などして仕事を得ている方も多くいらっしゃるはずです。
たとえば定年後の自社雇用枠があった場合に窓際で偉そうに指示を出していればよかったかもしれませんが、定年後は会社の庭の草引きからもしかしたらしなければならないかもしれません。
そこでどうプライドやこれまでの価値観を切り替えて仕事をするかどうかにかかっているはずです。
ホームセンターでのアルバイト
・資材発注
・木材、資材のカット、簡単な加工補助
なども高齢者で技術をお持ちの方でしたら比較的取り組みやすい仕事かもしれません。
・銭儲けと割り切ることもときには大切
というと見もふたもなくあれかもしれませんが、
ある面ではドライに考えて、
・定年後のお金のために優先すべきか?
・プライドも会社も定年後は役に立たない場合がある
・昔の自分を切り替えて妥協点を探る
などプライドを捨てるべきときには捨てる気持ちでいてもいいのかもしれませんね。
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たとえば「シニア」「学生」「夜勤」等キーワードで検索すると結構求人見つかります。参考まで載せておきます ⇒ 地域の求人総合サイト [イーアイデム]
インターネットから高齢者向け求人へ応募する方法
1 HPへ行く
[イーアイデム](公式ホームページ)
■ ⇒ [イーアイデム]
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2 地域を選択
3 「シニア」と入力
4 検索をクリック
5 応募したい案件をクリック
6 必要事項をフォームに入力して、インターネットからそのまま応募します
7 確認ボタン
8 そして応募ボタンをもう一個押して完了です。
インターネットから応募すれば、
電話せずにできますし、5分~10分もあれば
簡単に応募できますね。