過去のDVDの感想

人間関係

ネタばれも多少あるかもしれませんので作品を鑑賞後にご覧になってもいいかもしれません。。

BEAUTIFUL DREAMER

うる星やつらの劇場版で友引高校学園祭の1日を書いた作品。タイトルからはラブストーリー一色の内容を想像したが、やや哲学的に「今という時間を大切にしたいと願うラムの夢」を描いた作品。

普段は、節操がない「あたる」が、ラスト間際で、実はラムにほれているという台詞がよかった。

たしかにこの作品を見ていた世代もそうなのですが、当時このアニメを見ながら、楽しかった時代をすごしていたはずで、今思えば浦島太郎のようにそういった楽しい時代はいつの間にか過ぎ去ったという少し物悲しさも同時に感じた作品でした。

マクロス 愛おぼえていますか?

超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ [DVD]
超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~ [DVD]

マクロス作品は今回はじめてみたのですが、現在見てもキャラクター、アニメ描写が緻密で脚本がしっかりしているため、新鮮な気持ちで鑑賞できました。

ほぼ主要な3人以外の人物像の掘り下げは最小限に抑えることで、その結果、とことんまで3人の男女の愛について描いた作品ですね。

巨人との戦いなど、どこかしら現在のアニメの源流を見るような気がしました。巨大な生き物と人間の物語は、「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」そして「マクロス」と、アニメ界では意外と普遍的な流れだったのかもしれませんね。

テーマは、歌や文化こそが、争いを抑え、愛を呼び覚ますという内容ですが、一貫して作品中で描ききっているのでやはり脚本がしっかりしていますね。

聖闘士星矢 冥王ハーデス 十二支宮

これは少し勘違いしていたのですが、ゴールドセイントとの闘いを描いた12支宮の続編でした。

内容は、すでに倒したはずのシルバーセイントたちの多くが再び生き返ったり、冥界のセイントが登場しますね。

個人的には、前作の「ゴールドセイントと星矢たちの闘い」のほうが盛り上がるかな?と思いました。

パンダコパンダ

留守宅にパンダの子供とお父さんがやってきて、女の子がお母さんになると言う設定として面白いですが、あまり社会情勢を考えると小さい子には教育上薦められないのかな?と思ったりもしました。

天才バカボン的な不条理がたくさんあり、その非日常性を楽しむ作品のため、いい悪いの価値観で見るのは不正解だと思うのですが、いいパンダのおじさんばかりではないという面は、親が鑑賞後に子供に教えてあげるべきかもしれませんね。

善悪の判断は、最近の子供は教えなくてもすでに学んでいるかなと思いますが。。

また、大人向けの作品かというとそうでもないかもしれません。天才バカボンでいう「お母さん」「おまわりさん」「はじめちゃん」的な突っ込み役、客観化する存在が登場しない設定のため、ボケはボケのまま話が進行していく点が、若干お話として子供向きに限定されていると感じた理由かもしれません。

風の谷のナウシカ

ナウシカの父親が、冒頭でおそわれてなくなるのですが、この部分をすっかり忘れていました。

単行本のストーリーの抜粋が、映画版だとは聞いて知っていたのですが、

むしろナウシカの気持ちの上での重みづけは

終盤のオームのケガ > 冒頭の父親の無念の死

という感じで薄まっている印象がすこししました。

ナウシカが肉親の死に対して、怒りで相手兵士をなぎ倒す以降は、あまり物語として処理する必要がなかったのかもしれませんが。。実は耐え忍んでいたのか、オームのほうが展開上大事だったのかもしれませんね。

人間は怒りで自制心を失うことがある、それを癒すのは静かで我慢強い自然の生き物たちであるという面から描かれているのかなという印象でした。

もののけ姫

以前鑑賞したときは、物語の進行がよくつかめなかったのですが、今回再度観てみました。

調べてみるとデイダラボッチというのは、この「もののけ姫」で初めて登場する存在ではなく、実際に語り継がれてきた空想の生物ようでした。

この自然を守るデイダラボッチこそが、もののけ姫の世界観の中心であり、人間の生死さえも司っている神として描かれていますね。

デイダラボッチは、山犬やいのししの味方でもなく、人間の味方でもなくただ1つ

怒りの本能のままつっぱしる生物 = たたり神 = 他者への怒りこそ葬るべき悪

それを裁ける力として描かれています。

ナウシカのオームや巨神兵に近いテーマ性かもしれません。

田舎で言うと悪いことをすると、絶対的な力を持ったなまはげがやってくるよ、という感じでしょうか。。苦笑

でも現実世界では制止力になるなまはげ自体が不在のことも多く、そういう意味では自分らで過ちに気づいて自制(自省)するしかないと駄目なのかもしれませんね。。

また、のろいに関しても、人を呪わば穴二つ、という言葉がありますが、のろいによる自滅、これも日本の漫画界で何度か取り扱われることのある題材ですね。

冒頭の見張り台へとはしごを上っていくアニメーション描写を好きな作品です。

逆襲のシャア

モビルスーツ同士のシーンよりは、メインテーマはなぜシャアが地球に攻撃をするかというやや哲学的な内容かもしれません。

優れた人間(ニュータイプ)だけが集まって、一元的な世界を作るのがベスト、というシャアの主張と、やさしさが大事というアムロの主張。

シャアの人物像は、資源を食いつぶす人間を悪と規定して描かれています。

それに対しての答えが、

エゴではないのか? 」

という問いかけがたびたびなされているように思います。

ところが、反証として「エゴではないのか?」というのは若干弱いかもしれませんね。。

「じゃあ一人でどっか宇宙のはずれで住んでればいいのでは?」

くらい言ってもいいかもしれませんね。

アニメーションとしてはおそらく最初?に近い、増加する地球人口に対する答えを探した世界観の作品と言ってもいいかもしれません。

ややモビルスーツ同士のシーンでは追跡型の新型装置が多用されているため、前作で登場したガンタンク、ガンキャノン、ゲルググ等のモビルスーツごとの個体差をあまり感じない印象を受けました。

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