卒業のとき不安だったこと

センチメンタルに自分の将来を考えるときがあるのですが、それは卒業シーズンだったりしますね。笑

「別れたくない」

「このままでいたい」

「卒業したくない」

とくに大学生活は長かったですので、卒業のときの喪失感も半端ではなかったです。

今振り返ってもあのときの不安な気持ち、大学という二度と戻ってこない時間を失う悲しみ、そして仲間や後輩たちとの別れ、２度と会えないかもしれない人たちとの最後の時間。

一言で言うと青春でした。そして不安だらけでした。

友達やお世話になった人、環境との別れ

高校を卒業するときも喪失感はありましたが、大学へ合格した喜び、未知の世界への期待がすぐにそれを薄れさせてくれました。また、高校　⇒　大学と学び続ける、勉強を続けるという内容自体には余り変化がなく、意識も基本的なスタンスも変化する必要はあまりなかったです。

ところが大学生活　⇒　社会人への変化は少し違いました。

大学生活自体が長く、楽をする生活、だらだらする生活、好きなことを好きなだけ時間を使ってする生活、こういったものが染み付いていて、いよいよここから抜け出さなければならないことに絶望感を味わったりもしました。（青いですが）

そして社会人としての生活は困難、厳しさ、やっていけるのかという不安、次への期待よりも、親しかった後輩、仲間たちとの楽しい時間はもう２度と戻ってこない。という今更どうしようもないことを何度も考え、「どんなものでもいつかはいずれが終るときが来るんだな」的な虚無的な気持ちを感じたりもしました（今思えば人生において別れなど日常茶飯事で、強くならなければならないと思うようになりましたが）。

とくに桜なども散り始めると、感傷的な気持ちはピークでした。

かっこいい社会人になりたいが。。

当時の僕の社会人に対してのイメージは、

・時間に拘束されて仕事をしている

・楽しみがほとんどない

・我慢して給料を稼いでいる人

という否定的なイメージが大半でした。（これは現在もある程度変わっていませんが）

どうすればかっこいい社会人、大人になれるのか？

現在でもこのテーマは考え続けているのですが、

最終的には

・世の中の変化の中でうまく渡り歩ける人

・新しい価値を生み出していける人

・自分の夢に必要なスキルを習得し、磨き続ける根性のある人

・会社以外でもお金を稼げる人

・大切な人を守れる金銭的な強さも持っている人

・独立心が強い人

というところへ現在は収束してきました。

これは一朝一夕には達成できない目標なのですが、考え続けることでしか、ゴールへへたるルートも開けないはずです。また大学生活の友人も少ないながらその後付き合いは継続することが可能で、現在であればソーシャルネットワークやフェイスブックなどつながりを継続するシステムも豊富にそろっていますね。

確かに以前のような付き合いは減るでしょうし、

大学生活のようなバカ騒ぎをするには

本当の意味で独立した大人にならなければ時間的に自由にならないケースが多いです。

お金がないレベルでの自由は実現可能かもしれませんが

継続可能な自由は本当に自分のスキルや知識をこれから獲得することでしか

実現できないかなと思っている感じです。

つまり

大学生活の自由は与えられた自由（親や環境や、ある程度は自分が受験勉強をして勝ち取った自由）なわけですが、社会人になってからの自由はそれとは違います。

自分で作り出す本当の意味での自由ですね。

社会人になってからの自由は、

自分の力で、これまでの総合力で、これから身につけたスキルや基本的な知識で、勝ち取っていくものです。

もう一度大学生活のような自由を味わいたいなら

その自由を今度は自分の力で勝ち取ることが大事なはずです。

そのためには何年もかかるかもしれません。

しかし考え続けることでしか、そういった自由は勝ち取ることが出来ないかもしれませんね。

また

いずれ一緒にがんばれる新しい仲間や、異性、妻などもあなたのストーリーに加わってくるかもしれません。彼らこそ本当の意味で一緒にがんばれる仲間で、どんなときも協力し合える大事なパートナーとの出会いがあると思います。人生は一人でも可能ですが、一緒に人生を切り開き豊かにしていくパートナー探し、これも社会人になってから得たい、大切なもののひとつかもしれません。

それでは、卒業生の皆さん、

応援しています。

ご卒業おめでとうございます！