効果的に叱る方法(こども、親、後輩、部下の叱り方)

人を叱るとはどういうことか(こども、親、後輩、部下)

叱るという行為は

・上から目線で一方的にこうだと決めつける

ことのように見えますが、単純に

自分の意見を言っているだけ

のケースも多いかもしれませんね。

つまりしかられている方にとっては

「それは単にあなたの意見のごり押しでしょ? 」

としか感じない場合もあるかもしれません。それでも何かしらの真実や、メリットがあればいいのですが、我田引水と言わんばかりに叱られてる側には何のメリットもなく、叱っている方が自分のデメリットになるから叱っている場合もあるはずです。

叱る方が偉い?

人を叱ると言うと何か叱っている方がすべての面で上でかつ正しいと考えがちですが、実際のところ、正しいか正しくないかは人それぞれ違いますし、また、今後将来的に正しさの基準というものだって、今後いくらでも変化したり、基準が180度変わったり、世の中の価値観が変化していくこともこれまでも経験なさった方も多いでしょうし、これから変化する可能性も考えられるかもしれません。またどちらも単に

・自分の好みを通したい

・相手にも自分の基準で押し付けたい

・正解はこれ1つしかないと断固として決め付けたい

というケースも中にあるかもしれません.

また、年齢が上だったり、大人だからといって言っていることが必ずしも正しくない場合もあるかもしれません。

こういう場合は、うるさいだけですし、自分にはあまりメリットがないわけですから、言ったもん勝ちで、叱られるほうからすれば、相手が突然怒り出したことで、意表や虚をつかれたために、普段のように平常心で適切に反応できなかっただけですから、後から考えてみれば、何のメリットもないただのしかられ損ですね(笑

相手はしたがってくれるかどうかは、未知数

そもそも叱るという行為は誰かのやろうとしていた行動にストップをかけるわけですから、叱るほうは何か代案を出して、その人をフォローしてあげる必要があるかもしれません。

・お金の無駄遣いはするな

・おやつばっかり食べるな

・ちゃんと勉強しろ

というふうに叱った場合も、この1日に100回ぐらい聞いてたらかなり精神的におかしくなりそうですね。

ですのでじゃあどうすればいいのかということが判断できない子供の場合には何かしら代わりのアイデアを示してあげる必要があるはずです。

・お金の無駄遣いはするな ⇒ 節約して今度あのゲーム買って一緒に遊ぼうよ

・おやつばっかり食べるな ⇒ 美味しい料理作れるように一緒に料理しない?

・ちゃんと勉強しろ ⇒ 一緒に楽しみながら宿題や勉強片づけようぜ

前者は単なるやめろという言いっぱなし、突き放しの行為なのに対して、後者は一緒に参加しながら一緒に何か解決しようとしている点で関係は含まれますし、親身ですね。結果的に、長期的には叱ることで何かしら新しいものが生まれる確率が高まるという点で、相手にとっても叱られてよかった!と感じられる日が来るかもしれません。

ただ、やめろというのであれば、だれでもできるのですが、

「では、代わりにどうするんですか?」

「言うだけなら誰でもできます」

「楽しみを抑えろということですか?」

という質問に対して、頭の中で答えてあげる必要あるかもしれませんね。もちろん勉強やおやつをがまんして虫歯にならないようにすることは、相手のメリットになることがあるのですが、それだけは納得しませんし、特に青学生街のこどもなれば、将来未達ことも愛できないことが多いので、将来のことよりも、今の楽しみをとってしまう子供の方が多いはずです。その場合には一緒に何かすることで楽しみを今つけることができますし、いま生きていて楽しい今一緒に何かしてるのが楽しいと思ってもらったほうが、仮に次もう一度光ることになった場合であっても言うこと聞いてくれる場合が多いはずです。

苦しみだけよ押し付けるのでなく、他の楽しみや喜びを一緒に作りだすという参加型の叱り方の方が相手の満足度も高まりますし、自分も何かしら一緒に行動することで楽しみ生まれますので、連帯感が育まれ、関係性も一段と深まりますので、ちゃんとメリットになる叱り方をすること、提案型の叱り方をすることが大切ですね。

叱ることから始まる関係づくり

うまくいけば、相手の人生に1歩踏み込む事、深く関わるということですので、叱るということに対しても、ではどうするのかということに対しても、同じくらい真面目、真剣に相手の人生にかかわってみられてはいかがでしょうか。

また的外れな指摘や叱り方や思いやりがなく一方的なデメリットの押し付けは、その場は相手もしっかり聞いているように見えるかもしれませんし、いくらかは叱る側は発散できる面もあるかもしれません。ところが、長期的には叱っているほうの評価を下げたり、関係がうまくいかない原因を増加させているケースも多いはずですね。

叱るべき局面では、言うべきことは言えばいいのかもしれませんが、ある程度の言っている内容の的確さ、指摘のわかりやすさややさしさ、先見性、将来の見通し、もっといえば叱る側の人生観に叱られている側が共感できるか?という点は叱る側の資質として求められているかもしれません。

単に

・怒りっぽい人

・全然理屈が通ってない切れ方をする人

何を言っているのかさっぱりわからないただ感情的なだけの人

と思われては損なはずです。

具体的な条件をこちらが提示する。または相手が今理解出来ることを紙に書き出してもらう

こちらの感情やこちらが意図する結果を読むことが苦手な相手(気持ちを読むことが苦手だったり、未熟な子供などの場合)の場合は、なぜ怒られてるのかを根本的に理解できてない場合があるかもしれません。

早くしなさい(相手にはそこまで早くするメリットがわかっていない)

こうしろと言ってるだろう(相手には理由目的がよくわかっていない)

なんでできないんだ(そもそも成し遂げたときに得られるもの、できなかったときの損失をイメージできていない)

というケースが多いはずです。

相手は全くこちらの意図を理解できないわけですから、単にぷりぷり怒っている人、切れやすい人、できるだけ近づかないようにすれば良い人という感じで処理されてしまうケースがあるはずです。

それでも怒ろう(叱ろう)とするとどうなるかというと、

・早くこの怒られている状態を、何でもいいから抜け出せないかなぁ

・よくわからないから、なんでもいいからとりあえず謝っとけばいいか

・ほんとこの人よくわからないなぁ、よく原因がわからないけどたまたま今日は怒られて散々だった

と思いながら相手は話を聞いて、こちらもその場はいったん解決したような気になっていますが、本質的には何も解決していないことになるはずですね。

その結果

怒る 

⇒ また同じことをする(怒られた原因が分からないため) 

⇒ だからまた怒られる

⇒ でもまたわからない(根本的に理解できていないため)

というループにはまってしまう確率が高まるかもしれません。

それよりは

・こちらの条件はこれこれです

と相手に提示することが大事かもしれません。

・早くしなさい 

という場合には

相手には「何で起こられているかわからない」わけですから、

⇒ 今回起こったメインの理由(これをしたら次回も怒りますよという条件) 

⇒ 期日が○月○日までです(今月中です)

⇒ メリットは○○です(例:○○という夢の実現に協力したり、手伝います) 

⇒ できなかった場合のデメリットは××です(例:別れましょう(恋人、友人)。××にはこれ以上協力できません)

などと具体的に目に見える形にすることも1つの手かもしれません。

少なくとも現状結果が出ていないのは何かしら双方に原因があるはずですので、変えるべき事、提案すべきことは提案して問題を「見える化」したほうがいいですね。

相手のペースで同じように考えていると時間ばかりが経過して漠然とした不満をお互いに抱えたまま、日々すごすことになるはずです。 

はっきりさせることでほかの事に使える時間が増えるかも知れませんし、これをきっかけに一部分だけでも解決すればそれはそれで喜ばしいことのはずです。

また約束してもらったことは紙に書き出してもらうこと、相手にもその書面を日々確認してもらったほうがより実行してもらえる確率は高まるかもしれません。進捗のスピードや方法は各人それぞれで辛抱強く待ってあげる必要はあるかもしれませんが、そもそも最初に考えるべき方向(ベクトル)が間違っていれば、本来十分たどり着けたはずの場所にも、いつまでたっても漠然とした思考で望むため、

・判断もあやふや

・とるべき手順もいいかげん

・いつの間にか目的すら忘れている、、

これではゴールへたどり着けないはずですからね。ゴールは日々意識して、そのゴールで得られるメリットや、サボったりいい加減にやって失敗してできなかったときのデメリットも同時にしっかり本人に意識できている必要がありますし、時に間違った方向へ言っている場合にはこちらから適宜アドバイスして助けることで、再確認してやってもらうなど2人の関係自体もゴールにあわせて適切にメンテナンスしつつ進行するべきかもしれません。  

人には変わるタイミングがある

例えば虫歯になるまではその歯の大切さがわかりません。

「歯を磨かないと虫歯になりますよ」

「何度言ったら分かるの」

「早く歯磨きなさい!」

と言われても本当のところでは理解できないわけです。

それがちょっと歯が痛くなり始めると

「あれ自分の歯やばいかも」

「彼が痛くてご飯がおいしくない」

「そういえば歯を磨けと言われていたっけ…やはり磨かないと虫歯になるのか… 」

この時点で初めて他の人は自分が間違ったことをしていたことに気づくわけです

実際に困ることがわかるわけです。

これがその人の変わるタイミングですね。

人間は自分が変わるタイミングというのがあり、それまでは周囲がいくらうるさく言ってもかわりませんので、それまで変わるタイミングを待ってあげるのも手かもしれません。

「悠長に指をくわえてみているのは嫌です」

「早めに気付いてほしいんです」

「実感してからでは遅いんです!」と言う場合には

その気づきのタイミングを早めるために、

・他の人の失敗話をする

・こんなことになるんだよと写真を見せる

・具体的にかかる金額を提示する笑(治療費、そうすると失うお金、結果ゲームを買えなくなるなどペナルティが発生すること等)

も効果的かもしれません。

叱られてもわからない人や多くの子供さんは、将来のことを言われてもイメージ力が弱いこともあるので、具体的に何を失って、何を得られるかをはっきり提示したほうが目的意識が強まるはずですね。

多くの人は虫歯になるまでは歯の大切さを意識しながら生活をしていませんので、分かってもらえるように説明してあげることが必要かもしれません

         

■ ⇒ 過去記事 叱ってばかりだと関係が悪くなるので時には相手から教わったほうが向こうも気分が良いし自分も得するので教わったほうがいい。

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